- 増岡 健司
- 医療法人社団 MEDIQOL 理事長 歯科医師
- 東京都
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
レーザー光は、特定の物質にしか反応しない特徴があるため、健康な歯には影響せず、虫歯菌の部分だけを除去する事ができるなど、「健康な部分」を傷つける事なく安全に治療する事ができます。
歯科用レーザーは、現在では一般の開業医でも取り入れているところが多くなりました。口腔内及び人体に対する安全性は十分立証されており、妊娠中の方や心臓病でぺースメーカを使用している方も安心して治療を受けて頂けます。
● 診断用レーザーと外科用レーザー
診断用レーザーは、虫歯かどうかあやしい箇所に当てる事で数値によって診断ができ、予防か治療かの方針を容易に立てる事ができます。
また外科用レーザーは、虫歯や歯周病を引き起こす細菌を殺菌する事や、外科用メスとしてその大きな効果を発揮します。(通常のメスでの切開より、出血が少なく済み、切開と同時に止血、殺菌もしますので傷の早期治癒を助けます。)
レーザー治療は、痛みが少なく、口内炎や知覚過敏の症状にも効果があるといった特徴が挙げられ、無麻酔、もしくは麻酔の使用量が少なくて済むのも大きなメリットです。
●歯周病の治療について
歯周病のレーザー治療については、炎症がおこっている歯ぐきの溝(歯周ポケット)の中を焼いて蒸発させます。治療中はほとんど出血することはありません。
歯と歯茎の間にレーザーを照射する事で、歯周病菌をやっつけて、弱っている歯茎の血行を良くして、健康な引き締まった歯茎を再生します。歯肉を切ったりしないので、麻酔もせずに、歯周病の治療が可能です。レーザー光には「創傷治癒促進作用」といって組織を活性化し、細胞の再生を促す働きがあります。
●神経の治療について
レーザーを使えば、根っこの中をきれいに殺菌して、炎症を早く鎮める事ができます。根っこの先まで確実に掃除をする事ができるので、根の先端にできてしまった膿の袋もきれいに治ります。
●口内炎の治療について
口内炎の粘膜上皮を痂皮化し、接触痛を早期に治す事ができます。
●知覚過敏の治療について
歯の根元が露出したり、えぐれてしみやすくなる状態を知覚過敏と言います。レーザーで処置することにより緩和する事もできます。
● 虫歯の治療について
虫歯を取り除いた後、目に見えない細菌をレーザーで、より確実に殺菌する事ができます。そして詰め物をする事で、虫歯の再発防止に効果を発揮します。
● メラニン色素除去
歯の根元の歯肉がメラニン色素で黒色化している場合、レーザーにて上皮を蒸散することで新しい上皮を再生し、きれいなピンク色の歯肉にする事ができます。
● ホワイトニング
オフィスホワイトニングでは、漂白液を塗布し、レーザーで活性化する事で短時間で漂白ができます。