- Dr.TSUBAKI
- ティースアート ティースアート代表
- 東京都
- 歯科医師
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03-3541-3514
対象:矯正・審美歯科
- 東海林 貴大
- (歯科医師)
ホワイトニングには通常、過酸化水素または過酸化水素を発生する過酸化尿素を使用して歯を白くします。この過酸化水素は、厚生労働省でホワイトニング剤として認可されており、消毒剤(オキシドール)として一般的に使用されているのをはじめ、食品添加物にも使用されています。
また実は人の体でも肝臓で1日に約6.5gの過酸化水素が作られているのです(1日に使用するホームホワイトニングに含まれる過酸化水素は0.02g程度)。
またホームホワイトニングで使用されている過酸化尿素は、歯茎の治療薬としても使用されており、歯肉炎に有効なことが分かっています。ホームホワイトニングを行っている人は、歯茎が健康な人が多いのはそのためです。
ホワイトニング剤の中には、pHが低いもの(pH4程度)があり、一時的に歯のカルシウムが溶け出す脱灰という現象を起こしますが、唾液の作用で1時間以内にはカルシウムが戻る「再石灰化」が起こることが分かっています。このリスクはコーラやオレンジジュースを飲んだ時と同程度です。疲れを取るクエン酸のpHは1ですので、クエン酸よりもホワイトニング剤の方がはるかに脱灰が少ないといえます。
また各国の学会でもホワイトニングの安全性に関する発表が頻繁に行われており、ホワイトニングに使用される過酸化水素は、エナメル質を溶かしたり、破壊したり、歯をもろくしたりすることがないことが実証されています。また現在のところ、歯を白くすることができる薬剤は過酸化水素のみです。
以前はエナメル質を溶かすリン酸や塩酸などの酸を使用してホワイトニングを行っていた時代もありましたが、現在はほとんどの製品で酸を使用していません。
このコラムの執筆専門家
- Dr.TSUBAKI
- (東京都 / 歯科医師)
- ティースアート ティースアート代表
米国の最先端ホワイトニングを日々研究、提供しています
日本で最初のホワイトニングサロンを銀座にオープンさせて以来、講演活動などを通して国内のホワイトニングを牽引しています。常に新しい技術を習得することを心がけており、年2回アメリカの審美学会に出席、日本人の歯を白くすることに貢献しています。
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