継子が幸せになる3つの考え方

　夫婦円満コンサルタント中村はるみです。

　ご自分の親探しにこだわる継子が多いです。
　今回は、幸せの視点から「親/ルーツ探し」の現実と考え方です。

　非配偶者間人工授精で生まれた子供が成人し父親を探したが、未だ見つからないドキュメント番組がありました。彼のつぶやきは「僕のルーツを知りたい」でした。

　現行の民法では、子が精子提供者に強制認知を迫ることは可能らしいですが、もし、探し出しても精子提供者は認知をしないでしょう。認知された子は精子提供者である男性の財産を受け継ぐ権利が生じます。

　私は探された提供者である男性は歓迎するだろうかと自問しましたが、否定的な答えしか浮かびませんでした。

　実は、ケース２の亜希子さんは結婚するときに、叔母が「実母に会いたいなら会えるようにする」とささやいたそうです。ですが亜希子さんは断りました。理由は友人の知子さんの体験です。

　知子さんも継母に育てられ、辛い思いをされたそうです。知子さんは結婚後、夫と共に実母を探しやっと実母が見つけました。

　悲しいことに実母は「今の家族が大切。元夫の子どもの存在を隠したい」と再会を断りましたが、知子さんの夫が財産家と知ると手のひらを返し、金銭面で頼るようになったのでした。
　知子さんは自嘲気味に「私はお金で家族を買ったのよ。妹たちも私を姉とは思っていない。所詮他人」とつぶやいたそうです。

　テレビでよくある“ご対面の一幕”。あのような関係がずっと続くのでしょうか？

　現実は妄想とは違います。幸せになりたいならご自分のルーツよりも、ご自分から始まる家族を大切にすることです。あなた自身がルーツになるのです。

【継子が幸せになる３つの考え方】

1】自分のルーツを探さない

2】自分自身がルーツになる

3】自分が幸せになるこれからを考える

　幸せとは、探すモノではありません。
　あなたが今、どう感じるかで幸せになり、不幸せになります。

　感情はあなた自身が幸せになることでのみ、消化できます。
　ぜひ、3つの考え方をお試しください。

　
　親の葬儀や相続を契機に、あなた自身がルーツとなりご自分の人生をお作り下さい。