家から眺める景色。
良い景色を室内から眺められ楽しむことを、借景といいます。景色を借りてくることです。
近くに、良い眺めがあれば室内から見える様に、積極的に取り込み、逆にあまり見たくない景色は、隠してしまいましょう。
リビングからの眺め
敷地のまわりに、公園や街路樹、庭など眺めの良いものがあれば、眺められる位置に窓をつくり景色を借りてしまいましょう。
写真のように、レンガ造りの素敵な建物が眺められたり、家の前の桜の木を眺めることで、四季を感じ、自然を室内に取り込んだ家になります。
見たくないものは見ない
家のまわりは、良い景色ばかりではありません。
見たくない景色もあります。
汚れたブロック塀や、隣の家の窓など見たくないものの方向には、窓をつけず壁にして隠してしまいましょう。
特にお隣の窓と向かい合った位置に窓をつけると、お互いに覗きあう関係になってしまい、気まずい想いをします。
結果、一日中カーテンを閉め切った、窓になってしまいます。
写真の窓は、隣の壁しか見えませんが、隣家と窓の位置が合わない様に場所を変えたため、相手の窓は見えないながら、光と風を取り込んでいます。
【編集後記】
昨日は、東京商工会議所北支部の集まりでした。
多様な業種・属性の方と突っ込んだ話ができる機会は、貴重ですね。
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このコラムの執筆専門家
![小木野 貴光](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1324376103.jpg)
- 小木野 貴光
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所 代表 一級建築士
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現するため、細やかな「収納計画」、「光と風」を取り入れ、「素材」と「間取り」の工夫で、心地よい住む方らしい家づくりをしています。住宅・デザイナーズ賃貸・クリニック・老人ホーム、東京都の建築設計事務所。
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