不動産会社への問い合わせは、新聞の折込広告や住宅情報誌などの媒体よりも検索サイトからのほうが、圧倒的に多いようです。
おそらく、雑誌などに比べ、情報が早いことや画像が見られること、さらにサイトによっては、動画などを見ることもできる、などが支持されているためでしょう。
そのため、不動産会社も競って物件情報を登録しており、物件数も非常に多くなっています。
ただし、いくら気軽に問い合わせができるからといって、気になる物件に片っ端から問い合わせすると、翌日から多くの不動産会社からの電話やファックスが鳴り止まないこともあり得ます。
そうならないように、賢く「物件検索サイト」を利用しましょう。
不動産の物件情報は、不動産会社間で共有されているものが多くあります。
「物件検索サイト」で見つけた「気になる物件」のことは、まず、(たとえ、その不動産会社が広告を出していないとしても)あなたが物件探しを依頼している不動産会社の担当者に聞いてみましょう。
その不動産会社を通して紹介できる物件も多いはずです。
一、二社の信頼できる不動産会社から、多くの情報を得る体制をとったほうが、落ち着いて物件探しができるのではないでしょうか。
しかし、中には共有されていない情報もあります。
あなたが信頼している不動産会社が、「気になる物件」のことを紹介できない(取扱えない)場合には、仕方がありません。
その旨を依頼している担当者に伝えたうえで、あらためてその「気になる物件」を広告している不動産会社に問い合わせましょう。
その場合にも、いままでの担当者は、他の不動産会社に負けないように、さらに熱心に多くの物件を紹介してくれるはずです。
もし、その担当者が自社で紹介できない物件のことを、よく知らないのに必要以上に「ケチ」をつけたり、怒ったりするようであれば……論外です。
いくら信頼しているからといっても、あなたはその担当者のために不動産を買うのではなく、自分のために買うのですから。
CFP®・不動産コンサルティング技能登録者 永田 博宣
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