- 林田 浩一
- 林田浩一事務所 (KHO Design and Business) 代表
- 神奈川県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
仕事を依頼される相談から、何かの会合での雑談のレベルまで幅はありますが、企業経営者の方から、デザインが重要であることは解るけれど、デザインは難しいとか、よく解らないといった話しを聞くことは珍しくありません。
デザインのアウトプットが色や形での表現であることから、アートの様に身構えてしまうところもあるのかもしれません。また、ワタシが専門としているプロダクトデザインとか工業デザインと呼ばれる『モノの姿形』を扱う分野は、デザイナーの存在数自体がグラフィックデザイナーやウェブデザイナーと較べると少ないこともあり、話しをする機会がなくてよく解らないという方もいらっしゃるようです。
確かにデザインのアウトプットは形や色、表面処理、テクスチャーといったもので構成されていますが、そのアウトプットが生み出される過程には『理屈』があります。なぜなら、デザインは表面上の化粧ではなくコミュニケーションツールであるからです。
コミュニケーションツールである以上、特にビジネスの場においてはデザインはデザイナーだけのものではありません。経営者から販売の現場の人まで、皆が『使う』ものなのです。デザインそのものはデザイナーに任せれば良いけれど、ちゃんと使わないとモッタイナイ。もちろんデザイナー側は皆が『使う』ためのサポートも必要ですが。
1年前からアイティメディアの『MONOist』というサイトで、『クルマから見るデザインの真価』という連載記事を執筆していますが、ここでは少しでも『デザインを使う』ということを意識してもらうきっかけになればいいなと、カーデザインの解説というよりデザイン活用の事例として記事を書いています。よろしければご一読ください。
2月2日に公開された記事は『ルノー・デザイン』です。販売対象が変化してきたことで『らしさ』の伝え方も変えなければならないという内容です。
◆記事はこちら → ルノーの新デザインコンセプト『サイクル・オブ・ライフ』はなぜ生まれたのか
※出典:ルノー
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