パッシブソーラーそよ風の家 上棟作業続き - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家
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パッシブソーラーそよ風の家 上棟作業続き

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次世代パッシブソーラー【そよ風】搭載の家 富士市 パッシブソーラー【そよ風】の家
富士市のそよ風搭載の新築現場の上棟作業二日目の様子です。
二日目は、屋根の工事が主体とないます。

屋根は、「○寸勾配」と言いますが、1尺(10寸)行って、3寸下がれば三寸勾配。
つまり、3/10が三寸勾配です。

基本的には勾配は早い(急勾配)ほど、雨漏りの心配が無くなりますが、風を受けたり、敷地の高さの法律上の問題など、現場毎に勾配は変わります。


今回の住宅は、次世代パッシブソーラーの『そよ風』を搭載します。
太陽の恵みを最大限に受けるには、45度の勾配が良いとされます。

45度の勾配とは、1尺行って、1尺降りるので、1尺勾配となりますが、かね勾配と言います。
かねとは、直角の事を言います。

実際には、この様な急勾配は、高さ制限に引っかかってしまうので、市街地では現実的ではなく、また、当然45度の勾配には立てませんので、屋根にも足場が必要で、メンテナンスにもお金がかかります。

屋根の足場が無くても、安全に施工が出来る限界の勾配の5寸勾配が、パッシブソーラーの勾配としています。

5寸勾配というと、角度にして約26.565度です。

スキーをされる方ならお分かり頂けると思いますが、この角度はかなり怖いです。


現場をご紹介すると、野地板という、屋根の下地は、合板ではなく杉の板です。

合板の方が施工は楽だし、強度も強いですが、耐久性という面では、やはり屋根のように高温になる部分では合板は弱く、無垢の板には敵いません。

これは、リフォームをやっていれば誰でも分かります。


ちょっと分かりづらいかも知れませんが、垂木(屋根を形成する材料)もその上に打つ杉の野地板も、接合部(ジョイント)をずらしています。

一箇所にジョイントが集中すると、そこが弱くなるためです。

こんなほんの小さな配慮の積み重ねが、住宅の善し悪しを決めると思います。



パッシブソーラーのそよ風の施工も含め、順次ご紹介して行こうと思います。


鈴木克彦 『頑張れ四代目日記』 より


尚、次世代パッシブソーラー【そよ風】シスムについては、こちらをご覧下さい。
施工:株式会社マクス