人生の矛盾 (この世の両極性) - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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人生の矛盾 (この世の両極性)

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何の困難も挑戦もない中で成長進歩は起こり得ない

 

 

人生に現れてくる難問の1つ1つを、あなたが解決を迫られている課題として受け止めなさい。それに挑戦していく過程の中で、あなたの霊性が磨かれて発達し、あなたの内に本来ある神性が表面に出てくるのです。順風満帆に事が進んでいる時に感謝する必要はありません。

 

難問が生じた時こそ感謝すべきです。
なぜならあなたが成長するために必要な、挑戦課題が差し出されたのであり、それを真正面から受け止めることによって、あなたの内なる霊性が一段と磨かれる、その絶好のチャンスだからです。

 

生きているという自らの実在に目覚めるためには、「晴天と嵐」というような対称的な体験を必要とします。憎しみも、所詮は愛のエネルギーが正しい目的から逸れて、歪められたものに過ぎません。結局それらもまた、魂の成長に係わる問題に他なりません。

 

光を見出せるのは、闇という暗闇の中においてこそです。
嵐の中にあってこそ、はじめて平穏無事の有り難さが分かります。悲しみを味わって初めて喜びを知るのです。人生は矛盾しているようでいて、そうした両極性で成り立っています。

 

健康を損なうまでは、その有り難さは分かりません。
雨の日にうっとおしさを耐え忍んではじめて、晴天の有り難さが分かります。それと同じく苦難というものは、自分とは単なる肉体ではなく、それを操作している内なる霊こそが自分であることを悟るために、神が準備した一種の触媒なのです。

 

地上生活の本質そのものが、絶えず問題と取り組むようにできています。ですから、それと正面から取り組むことです。そうして内に潜む霊の力を引き出して精一杯頑張るのです。そして、それでもなお十分でない時、その時はじめてもう一歩踏み込んで、宇宙の無限の宝庫からの援助を求めて祈るのです。

 

何の問題も生じない中では、それは哀れなロボットと同じであり、血の通わない操り人形です。あなたの内には、地上生活において開発すべき可能性が無限に秘められています。それは当然、日向ぼっこをしているようなのん気な生活や、何一つ不自由ない生活の中では開発されることはありません。

 

嵐の中で必死に舵取りをしている中においてこそ、内なる霊的力が呼び覚まされて発達するのです。困難、障害、不利な条件、こうしたものは皆魂の試練です。それを1つ1つ克服するごとに魂は一段と強さを増し、清さを増し、深みを増し、一段と霊格を高めるのです。

 

地上の生活における体験を真摯に受け止め、素直に理解することができるならば、どれ1つとしてあなたの魂を向上させないものはありません。いったい困難のない世界や、試練も痛みも苦しみもない生活というものが想像できるでしょうか。そこには克服すべきものが何一つなく、したがって進歩も成長もなく、ただ堕落あるのみです。

 

人生というものが、喜びと悲しみのような両面性から成っているということは、挑戦のチャンスがあるということであり、障害や不利な条件に立ち向かうことになるということです。そうでなければ、あなたの内なる素晴らしい神性は永遠に発現する機会がないということになります。

 

賢い人間とは、自分の体験のすべてを魂にとって益になる方向へ切り替えられる人であり、試練や誘惑から逃げようとせず、内なる力の限りを尽くして困難の克服に当たる人です。その意気込みの中でこそ、霊性の進化が推し進められるのです。

 

あなたも創造主なる大霊から生まれた一部なので、無限の神性を宿した存在です。その神性を発揮するようになると、より高い次元の摂理とのかかわりが生じてきます。ですがそれは決して、低い次元の摂理と矛盾するものではなく、ただ魂が一定のレベルに進化するまでは縁がないというに過ぎません。

 

幾百万年とも知れない歳月をかけて、人間の肉体は下等な種から高等な種へと、媒体を除々に発達させながら、泥の中から天空へ向けて1歩また1歩とゆっくり進化してきました。その間に少しずつ、動物性を捨てては霊性を発揮するという過程が続けられてきました。

 

今、あなたが宿っている身体がそこまで発達するのに、果たして何百万年かかったことでしょうか。しかもまだ進化は終わってはいないのです。また同時に他方では、魂の方も進化させなければならないのですが、あなたはそれにこれから何百万年かけることになるでしょうか。

 

かつてあなたは猿でした。ですが猿そのものであったという意味ではありません。それはあなた(の魂)が、猿という(肉体的)種を通して生きていた時代もあったという意味です。その生命も、創造主たる大霊の一部であり、生命のあるところには大霊の息吹があります。それがなかったならば、あらゆる生命活動は存在することができません。ただその息吹に、段階的な差というものがあります。発達と開発があり、低いレベルから高いレベルへの移行があるということです。

 

人間だけでなく、あらゆる生命のすべてに創造主の大霊が宿っています。確かに人間の魂は、ありとあらゆる形態に宿ることで、経験することを通して進化してきて、動物時代の名残も宿していますが、本来それよりもはるかに高尚な神性を宿しているものです。それを十全に発揮することができるならば、あたかも神々が地上を闊歩するかのごとくになるのです。

 

進化の頂点を極め、”完全”と結合してしまったという霊を、私はまだ1人も知りません。なぜなら霊性というものは、磨けば磨くほど、まだ磨くべき多くのものが残っていることに気づくものだからです。それは気づきが深まり、意識の領域がますます広がっていくことを意味しています。そしてあなたも、全宇宙である大霊という意識の一部であることから、無限の深みへと招かれているのです。



         book『シルバー・バーチの霊訓 (12)』 潮文社

                           抜粋

 

 

 

 

 

光の存在があるから陰が生まれ、陰の存在があるから光が認識されるのですね。

( ・・) ~ ☆★

 

 

 

生まれ持ってエゴな私達人間は、

何でも自分の思い通りになる様な人生からは「人の痛みを感じられる豊かな感受性」や「感謝というものを感じられる感性」というものは育たない様になっているという事なのですね…。(涙~)

( ;  。;) ~ ☆彡

何とも悲しい性(サガ)でございますね~~~、私達。(泣き笑い)

(^^;(^^;;(^^;;;

 

 

でもそれも、元々は私達の潜在意識が望んでいる事なのです。

《 ゚Д゚》!!

 

地球に生まれて、わざわざ波動の低い「肉体」という不自由なものを持つという負荷をかけ、

その中で「愛」を体験し学ぶという事が、いかに困難かという視野があれば、

その不自由さが逆に、いかに「魂磨きには最高のコンディションを生んでいるか」という事を理解できるのではないかと私は思います。

 

このユニークなシステムは、一体どこのどなたのアイディアから生まれたものなのかは存じませんが(笑)、

私達は自分でその様なコンディションを生まれる前に理解していて、その上で自分で同意し選択をしてこの世に生まれて来たチャレンジャーなのですから、不自由で当たり前という事ですね。

逆説的な様ですが、むしろその不自由さを受容し味わって楽しむ方が、この世では精神的な自由を得られます。(ちなみにこれを仏教では正見=正しくこの世を観る事と言います)

(^^✿

 

ですので「何でも自分の思い通りになる事」を望んで、日々神社やパワースポット巡り、パワーストーンや風水等に凝り過ぎて自分を絶えずがんじがらめにするというのは、私にはあまり品格を感じられないですし、とても不自由な行為に思える事があります。

(^^;

だって自分に取って良い事だけでなく、悪いと思える事も宇宙から観たら「全てありのままで良い事」なのですもの。

そして人間の幸せとは「自由」であるというのを考えたら、果たしてその様なものに振り回されて自分を支配させてしまう事は幸せなのでしょうか???

 

私にはそんな視野があります。

( ・・) ~~~

 

ちなみに、この世には観えない大事なものが隠されているので、「この世で運が良い」と思える事が、あちらの世界から観て「運が良い事」になるのかどうかは又別であるという事でもあります。

「運が良い人は、その優越感から不運な人を蔑む」という様な事を、何も分かっていない人間ほどしてしまうという事が往々にしてこの世では有りますが、

「魂磨き」の視野で観たら、果たしてそれはどの様な判断になるのでしょうか?という様な事ですね~。

《 ゚Д゚》!!

 

そして自分以外の何かに依存してしまうという事は、いつまで経っても

 

「自分の支配者は自分」

「自分のお守りは自分」

 

という真実に気付く機会を逃しているという事にも繋がっているのですが、

でもこの様な事は、人生というものへの "深い洞察力" がないと俯瞰で理解するのは難しい事ではないか?とも私は感じております。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年