成”幸”学の専門家「特攻隊員の最後の手紙から学ぶ」 - 飲食店経営全般 - 専門家プロファイル

杉山 春樹
株式会社フード&サクセス 会長&事業プロデューサー
静岡県
飲食店コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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成”幸”学の専門家「特攻隊員の最後の手紙から学ぶ」

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『特攻隊員の最後の手紙から学ぶ』






穴沢大尉は福島県会津の出身、奥様が智恵子。



穴沢大尉は幼い頃からたいへんな読書好きで


彼の幼いころの夢は、故郷に児童図書館を作ることでした。



そんな穴沢さんが智恵子さんと出会ったのは


大学生で図書館のアルバイトをしているときでした。



つき合ったと言っても、デートなど許されない時代ですから


二人で一緒に歩いたこともない。


デートしたこともない。


手も触れたことがない。


二人は手紙で愛をはぐぐみました。



二人はやがて、結婚を望みましたが兄や両親に猛反対をされます。



そんな折、戦時特例法によって大学生だった穴沢さんに


入隊が命じられ、厳しい訓練の末、神風特別攻撃隊に編成されます。



死を覚悟した穴沢さんは昭和20年3月(特攻の一ヶ月前)に


「死ぬ前に、どうしても智恵子さんと一緒になりたい」


と言って、反対する両親、兄を説得し結婚をします。



二人は清い交際のまま、

穴沢さんは一人、戦地へと旅立ちます。



そして、出撃の日に智恵子さんに書いたのが




「転々と処を変えつつ多忙の毎日を送った。


そして今、晴れの出撃の日を迎えたのである。


便りを書きたい、書くことはうんとある。



然し、そのどれもが今迄のあなたの厚情に

御礼を言う言葉以外の何物でもないことを知る。



(中略)



最後の純一なる心底から言っておきます。


今はいたずらに過去に於ける長い交際のあとを辿りたくない。



問題は今後にあるのだから。


常に正しい判断を

あなたの頭脳は与えて進ませてくれることと信ずる。



然し、それとは別個に、


婚約をしてあった男性として、


散ってゆく男子として、


女性であるあなたに少し言って征きたい。



あなたの幸を希う(こいねがう)以外に何物もない。


徒(いたずら)に過去の小義に拘(こだわ)るなかれ。


あなたは過去に生きるのではない。



勇気をもって過去を忘れ、将来に新活面を見出すこと。



あなたは今後の一時々々の現実の中に生きるのだ。



穴沢は現実の世界にはもう存在しない。



極めて抽象的に流れたかも知れぬが、


将来生起する具体的な場面々々に活かしてくれる様、

自分勝手な一方的な言葉ではないつもりである。


純客観的な立場に立って言うのである。



当地は既に桜も散り果てた。


大好きな嫩葉(わかば)の候がここへも直に訪れることだろう。


今更何を言うかと自分でも考えるが、


ちょっぴり欲を言って見たい。



1、読みたい本

「万葉」「句集」「道程」「一点鐘」「故郷」


2、観たい画

ラファエル「聖母子像」、芳崖「悲母観音」


3、智恵子


会いたい、話したい、無性に。


今後は明るく朗らかに。


自分も負けずに朗らかに笑って征く」


昭20・4・12 


智恵子様 利夫。



(穴沢利夫大尉の手紙より)


穴沢大尉の手紙の最後にある「征く」は


「行く」ではなく『征く』である。



『征く』とは自分の強い意志を持って目的地に行くことです。



人生とは、「生きて行く」のではなく


明確な目的と意志を持って


『生きて征く』ものなのかも知れません。



私たちが生きる今日は、穴沢大尉が生きたかった未来なのです。



ですから、暑い夏の一日に改めて心新たに


「いい加減に生きてはいけない」と私は心に誓うようにしています。



みなさんもいかがでしょうか。


自分自身に、一年に一度くらい


「なぜ?・・」、「どのように?・・」と


「自分の生き方」を問い質してみては・・


「言葉はちから」です。



その自分自身への問い掛けが


「生きる目的」を見え出すことになるでしょう。


その目的が充実で豊かな人生を与えてくれるでしょう。



さあ!!、今日も、


「言葉のちから」を信じて、


明るく、元気に、


英霊の方々に、「ありがとう」の感謝の言葉を口に


自分の人生目的を見え出しましょう。



ウキウキ、ワクワク、その人生目的に向かって歩みましょう。



そして、幸せになることを強く心に誓いましょう。


大丈夫!大丈夫!


あらゆる点で一層良くなる!


必ず良くなる!


良かった!良かった!


ツイてる!ツイてる!


ありがとう!


素晴らしい仲間達と


共に生き!!


共に歩み!!


共に成長しましょう!!

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