加害者とは思えないほど堂々としていて、直接謝罪するわけでも無く、反省が全く感じられません。

不倫慰謝料請求の民事訴訟について質問です。
夫の不倫相手に対して裁判を起こしているのですが、相手からは、代理弁護士から淡々と準備書面を提出してくるだけで、生活保護を受けている状態で資力が無いのでそんな額は払えないと言ってるくせに、分割払いにできる和解もけられ、判決でどうぞという状態で、一度裁判所であった時も、加害者とは思えないほど堂々としていて、直接謝罪するわけでも無く、反省が全く感じられません。
相手側から陳述書が届いたのですが、内容も淡々としており、今まで出してきた準備書面と、ほとんど内容は変わらず、ただ、言い回しが違うだけでは？？という感じでした。
私としては、相手の開き直りと反省の無さで腹の虫がまったくおさまらず、なんとしてでも高い慰謝料額で判決をもらって圧勝して慰謝料をきっちり支払ってもらいたいと思うのですが、私たち夫婦が離婚していないので、請求額そのままでは下りないだろうと言われています。
相談した弁護士からは、慰謝料請求裁判については、相手が認めていれば争うことがあまりないため、証拠と、受けた精神的苦痛の度合いを訴えた陳述書で金額が決まり、判決までも早いのではと言われたのですが、こちらからは、2年間の不倫関係、回数が数十回、私が妊娠中だった、離婚無しだが夫婦関係は破たん。この辺りしか言えず、相手からは特に期間や回数に反論はなく、あとは、陳述書で、どれだけ苦痛を受けたかを訴えるのみなのですが。。。
やはり、離婚をしていなければ、どれだけ苦痛を受けて、ショックを受けて、それが原因で溝が深まり、子供が生まれたばかりなので離婚は思いとどまっているけど、夫婦間が完全に破たんしており、離婚秒読みだと訴えかけても、離婚をしていなければ、金額はあまり変わらないのでしょうか？
また、この場合、いくらぐらいが予想されるでしょうか?

宜しくお願いします。








芭蕉先生

◆夫の不倫相手に対して裁判を起こしているのですが、相手からは、代理弁護士から淡々と準備書面を提出してくるだけで、

※極々一般的で、これ以外の方法がありません。


◆生活保護を受けている状態で資力が無いのでそんな額は払えないと言ってるくせに、分割払いにできる和解もけられ、判決でどうぞという状態で、

※過失は認める、金額は裁判官に決めてもらうという姿勢は珍しい事ではありません。


◆一度裁判所であった時も、加害者とは思えないほど堂々としていて、直接謝罪するわけでも無く、反省が全く感じられません。

※反省が感じられても許せる程度ではないので訴訟を起こして判断を下してもらう方法をとったのだと思います。


◆相手側から陳述書が届いたのですが、内容も淡々としており、今まで出してきた準備書面と、ほとんど内容は変わらず、ただ、言い回しが違うだけでは？？という感じでした。

※これも一般的です。


◆私としては、相手の開き直りと反省の無さで腹の虫がまったくおさまらず、なんとしてでも高い慰謝料額で判決をもらって圧勝して慰謝料をきっちり支払ってもらいたいと思うのですが、私たち夫婦が離婚していないので、請求額そのままでは下りないだろうと言われています。

※仮に離婚したとしても、請求額がそのまま下りることはほとんどありません。


◆相談した弁護士からは、慰謝料請求裁判については、相手が認めていれば争うことがあまりないため、証拠と、受けた精神的苦痛の度合いを訴えた陳述書で金額が決まり、

※陳述書の内容で金額が決まることはありません。


◆判決までも早いのではと言われたのですが、

※判決になるなら、当事者尋問がありますのでそこでじっくり被告の態度を観照できます。


◆こちらからは、2年間の不倫関係、回数が数十回、

※不倫の態様としては一般的です。


◆私が妊娠中だった、

※ほとんど影響しません。


◆離婚無しだが夫婦関係は破たん。

※離婚に至らなかったという事実だけが残ります。


◆この辺りしか言えず、相手からは特に期間や回数に反論はなく、あとは、陳述書で、どれだけ苦痛を受けたかを訴えるのみなのですが。。。

※陳述書の表現力で金額が増減するとは考えない方が良いです。


◆やはり、離婚をしていなければ、どれだけ苦痛を受けて、ショックを受けて、それが原因で溝が深まり、子供が生まれたばかりなので離婚は思いとどまっているけど、夫婦間が完全に破たんしており、離婚秒読みだと訴えかけても、離婚をしていなければ、金額はあまり変わらないのでしょうか？

※言い方を変えると、不倫されたけど離婚は踏みとどまった、夫婦間は完全に破たんしたけど離婚は据え置きになった、離婚秒読みだけど現時点で具体的な手続きはしていない…と言うことになるので、離婚したのかしないのかと言う部分が判断材料になります。


◆また、この場合、いくらぐらいが予想されるでしょうか?

※これだけの情報では値踏みが難しいですが、６０万円～１００万円程度だと思います。


【所見】

不貞行為による慰謝料請求は、どれだけ精神的苦痛を被ったかで決まると思っているようですが、本当は少し違うのです。

極端な例ですが、配偶者に不倫されても全く傷つかない人も稀に居ます。

傷ついていないということは精神的苦痛を被っていないことになります。

それでも慰謝料請求は可能ですし、事実が立証できれば慰謝料の支払い命令が出ます。

では、何に対する金額なのかということになりますが、一言で言うとあなたの権利をどの程度侵害したかと言うことになります。

不貞行為によりあなたの配偶者は本来あなたと過ごす時間や貞操権を被告に奪われた、これによりあなたは本来の形を壊されたことになります。

上記が展開して離婚することもあるでしょう。

その場合は、あなたと配偶者の関係を壊したことになるので更なる損害があるとされます。

なので、私はこんなに傷ついていますと言うことをどれだけ上手に主張することができてもあまり金額には影響せず、どの程度権利を侵害されたのかということが重要なのです。


私の知恵ノートに『不倫慰謝料の金額に影響するものとしないもの』を掲載していますので、参考までにご覧ください。

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n349927












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