木造住宅の構造はまだ「安心・安全」に応えられない? - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

野平 史彦
株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
千葉県
建築家
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木造住宅の構造はまだ「安心・安全」に応えられない?

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これからの家づくりの視点 木造住宅は本当に構造計算をしなくても良いのか?
 先に述べた通り、木造2階建ての建物(住宅等)では建築基準法で構造計算(許容応力度計算等)が求められていないので、実際に最も多く用いられているのは一般的な壁量計算法です。

 品確法における新壁量計算法は、住宅性能表示の耐震等級2、あるいは3が求められる時に必要となるものです。(耐震等級1は基準法の壁量計算で求められる値)

 これまでお話しした3つの計算法が木造2階建ての住宅に用いられている割合を想定してみると、次の様になります。

1)壁量計算法     90.0%
2)新壁量計算法     9.8%
3)許容応力度計算法   0.2%

 耐震偽装事件を受けて平成19年に改正基準法が施工されましたが、それでも木造住宅の構造については未だに曖昧な状態のまま取り扱われているのが現状なのです。

地震国日本において戸建住宅の殆どは木造住宅です。

大震災の度に法改正が行われ、木造住宅の構造性能は格段に向上したと言えるかもしれません。

それでもまだまだ私達の「安心・安全」に応えてくれるものにはなっていないということを知っておきましょう。