久しぶりにダイエットに付いて語ります♫ - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年06月21日更新

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久しぶりにダイエットに付いて語ります♫

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私は先日ここのQ&Aコーナーで「痩せる条件がありすぎてわけがわからなくなります」というご質問に回答させて頂きました。

今回はその時の私のアドバイスを、改めてここでコラムの為に加筆修正したものを皆様にお伝えしようと思います♫

(^^♪

 

(※以下、私の回答から)

 

 

 

【ダイエットは何故こんなに色々な説があるのか?】

 

 

「正しいダイエット法」に付いては、色々な説が有りますね。
それも時代によって、いつも説が色々変動しています。

 

医学的なものや科学的なものでも、現在「これが新しく正しい情報」というものが、数年~何十年のスパンで見ると全く違う説になっていたり、廃れて行ったりという事が繰り返されていますから、ダイエットをされる方達が「何をどれだけ信じて良いのか?」と混乱されてしまうのも無理はありません。

 

逆から観てみると、そういう事が繰り返されたり、常に新しい研究が今も続いて最新説が次から次へと出て来て改善され続けている事自体、人間の肉体、強いては肉体に影響する精神(心)に付いて、未だ人間というものが人間を解明し切れていないという事の証でもあるのです。

 

人間の肉体と精神(心)というものは、人間の頭で考えた様に全てが計算通りにコントロールし切れる様な単純なものでは無いからです。(でなければ、こんなに多くの方達がダイエットで悩むという事は無いはずです)

 

 

人はそれぞれの生活パターンが有るので、「これが良い」と言われても、その「正しいダイエット」が実行しづらい環境であったり、推奨される食べ物がご自分の体質や嗜好に合わず「自分にはそのやり方は続かない」という方もでおられる事でしょう。

 

その様に、どんなに理屈では完璧な「正しいダイエット法」というものでも、それが自分にとても合っていて心地好く実行できる方もいれば、

いくら頭では理解できても、それがどうしても身に付かないで悩んでおられる方達も又沢山いらっしゃるという側面も、事実として有るのです。

 

そしてそれは、どの様なダイエット法であっても言える事だと思います。


  

そして「絶対こう有らねば!」となってしまうと、自分がそれが実行できない時に、逆に「ちゃんとした事ができていない私」というコンプレックスや罪悪感を生んでしまう、精神衛生上良くないものを生んでしまうパターンにもなる事があるのです。(※そこから摂食障害になってしまわれる方も多いです)

 

ダイエットでも食事でも「これが絶対的なもの」という様に捉えてしまうと、それが物凄いストレスや石頭を生んでしまうケースもあるのですね。




 

ですので、究極は「自分に取ってストレスの少ない正しいダイエット法」は、自分で見つけ出すという様な発想も必要になって来るのです。

何故なら自分の生活パターンや嗜好を一番知っているのは、自分しかないからです。

 

 

色々な「正しいダイエット法」の中から、自分が「これをやってみよう!」と感じられるものをベースに、それを自分の生活に合わせた形で取り入れて行くというのが、その人に取っての「正しいダイエット」なのだと私は思います。

どの様なものでも「自分で考えて工夫をする」という事無しに、本当に身に付くという事は無いからです。

 

全ては臨機応変に考えて「体だけでなく、心にも健康なダイエット方法」を自分で編み出して行くというバランス感覚が必要になって来るのです。

 

そのバランスが有れば、ダイエットも持続可能になるでしょうし、自分が充実感を感じられれば「暴飲暴食に走る」「ストレスの反動で過食」という事も減って行くのだと思います。

 

 

生活というのは日々変動するのが自然で、それを頭の計算通りにしようとすると、何をするにもダイエットの事が頭から離れられなくなり、生活が楽しめなくなったり、

それが自分を追い込んでしまう形になると、多大なストレスが増す事にもなりますから(ストレスはダイエットに大きな影響を及ぼします)、そういう意味でも頭を柔軟にしておかないと

 

 

「人生の為のダイエット」であるべきものが、いつの間にか「ダイエットの為の人生」になってしまう可能性があります。

 

 

 

以上がこのご質問に対する私のアドバイスでした♫

 

 

このご質問者の方はきっと、食べる事以外に何かご自分が夢中になれるものが無いのでは?と感じます。

「食べるのが生き甲斐!」という人は多いのですが、その楽しみも度を越せば、それが原因で糖尿病を始めとする病気になって行くというのが一番怖い事ですね。


 

心が充実していないという事が、ダイエットを阻む一番大きな原因だと私は思います。

( ・・) ~~~ ×××

 

 

 

 

 

 

「食べ物」も、そしてその「食べ方」も、

「体に良いもの」と「心に良いもの」が有る様な気が致します。

(^^♪

 

 

 

ただ単に「痩せる事だけ」を目的にするダイエットは、時に体だけでなく「心」を不健康にしてしまいます。

 

年中「痩せる事」しか考えず、一番大事な「人間は何の為に生きているのか?」という心や健康の問題を無視するダイエットは、決して良質なダイエットとは言えないと私は思っているのです。

 

確かに「痩せる」という事だけを見れば「正しいダイエット法」と言えるとしても、ではそれによりその方が「どの様な生き方をされているのか?」「どの様な雰囲気を醸し出されているのか?」という、精神・心が真に健康であるか?という視野、

 

つまり、その方の「食べ方=生き様」という視点で観た場合、果たしてその方法は「心のダイエット」も一緒に為されているのかどうか?という視野も、又「正しいダイエット」には欠かせない大事な要素なのではないかと私は常々思うのです。

( ・・) ~~~  〇?  or  ×?

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年