- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
これまで、屋根は外壁よりも遥かに強い日射熱を受けるので、外壁よりも厚い断熱材が必要だった。
これは日射熱を伝導熱としてみていたからである。
しかし、実際には輻射熱の影響の方が遥かに大きいことが分かっている。
NASAで開発されたリフレクティクス、あるいはアストロ-Eといった遮熱シートがあり、
これを敷き詰めることでこの輻射熱の55〜75%以上をカットすることができる。
輻射熱を考慮し、断熱材の伝導熱基準を見直す必要があるのではないだろうか?
(写真は、遮熱シートの効果を活かすために胴縁を打って屋根下地との間に18mmの通気層を造っているところ)