- 星 和美
- グレータープレゼンス 代表
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
通訳として参加していたコーアクティブ・リーダーシッププログラムが昨日修了しました。これはCTIというコーチ養成機関が提供している一週間ほどの合宿を4回含む10か月間のプログラムです。
私自身は2012年に受講者として参加したので、同じプログラムに別の立場で2回たずさわったことになります。
こうした研修では、成果やゴールを達成するために役立つスキルを短期間で詰め込まれると思われるかもしれません。
もちろんライフハック的な要素もあります。ただ大きな特徴は、「何のためにそれらを使うのか?」を考えるスペースがたくさんあることだと思います。
「○○株式会社の部長」
「○○くんのお母さん」
「○○学校の先生または生徒」
という自分の置かれた役割の他に、人としてどうありたいか、自分を何に使いたいかに意識を向ける時間が増えるのです。
「会社を辞めたら、何をしていいかわからない」
という人は結構いると思うのですが、私も例外ではありませんでした。それまでは毎日を忙しく過ごすことで、大事だけれども考えるのが面倒なことをずっと先送りにしてきました。
このプログラムにはマニュアルがなく、小さなバインダーがもらえるくらいで、それも半分くらいがノート用の白紙です。これまで受けたどの研修や教育とも違い、文章で説明できないものが多いのです。
それを少しでも読める形にしたのが、『ザ・ステーク』という小説です。
その中にこんなフレーズが出てきます。
リーダーシップというのは科学というよりは芸術なの
数式では表せないけれど、インスパイアされるものがあって、創ってみたくなるもの。
友人はこの言い回しが気にいっていました。私も同じです。
思わず人が惹きつけられる魅力をリーダーは持っていると思います。