「店舗力診断」をしよう:その82スタッフにはひとりひとりの個人目標を持たせよう - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月03日更新

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「店舗力診断」をしよう:その82スタッフにはひとりひとりの個人目標を持たせよう

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第7章:ピープルの健康状態を調べよう

⑫スタッフにはひとりひとりの個人目標を持たせよう


「Aさん、おはよう!今日もいい笑顔だね。じゃあ、さっそくだけど、今日の目標を確認しましょうか?」

店長は、その日シフトインしたスタッフのAさんに、「目標」の確認をするために「成長ノート」を広げさせました。
そのノートは、Aさんが、このアルバイトの仕事の初日を迎える前のオリエンテーションで店長から渡されたものです。Aさんは、この店で働き始めてもうすぐ1年になりますが、ずっとこのノートと一緒に仕事を続けています。仕事の時は必ず店に持って来る大切なノートなのです。

この店の店長であるBさんは、新しいスタッフを採用すると、1冊の新しいノートを渡します。そのノートに、「シフトに入る前の気持ち」、「シフトの中で学んだ事」、「次回までの自分への宿題」を書かせています。そして、それを1ヶ月続けたら、今度は、1ヶ月の目標を書くように指導しているのです。

仕事を始めてから1ヶ月の間は、毎回毎回が、新しい仕事を覚えることで精一杯です。仕事を覚え、仲間と仲良くなり、一生懸命に元気な笑顔でがんばることが、新人時代の最初の目標になります。それを、毎回毎回、店長や先輩トレーナーと確認をするのです。

しかし、1ヶ月ほどたち、仕事を全て覚え慣れてくると、仕事が「作業」になってしまうときが来ます。緊張の糸が少し緩み、それがリラックスにつながるのはまだ良いとしても、マンネリになって、自分の仕事の目的や使命が見えなくなってしまうような、ちょっと良くない状態になることがあるのです。まあ、誰でも多かれ少なかれ、こう言う状態にはなるのです。しかし、それを見逃したり、ほったらかしたりしていると、店は非常に感じの悪い店になってしまうのです。

こうなると、修復するのが大変です。
なので、そうなる前に「1ヶ月を迎えたときに必ずすること」があるのです。
それが、「個人目標の設定」です。

以前、新人のオリエンテーションは、3日目、30日目、3ヶ月目に行うと良いと紹介しましたが、この30日目のオリエンテーションの時に、「成長ノート」に、「次の1ヶ月で自分がどういう成長を成し遂げるのか?」を書くようにするのです。そして、それが成し遂げられたかどうか?を、どの様にして計るのかも明確にするのです。「行う」という行動目標だけで無く、「いくら」と言う数値目標を明確にするのです。厳しいようですが、仕事であることを理解させて、真剣に取り組ませるには、ここが非常に大切なのです。

とは言え、多くの場合、スタッフは具体的な数値目標をあげるのが苦手です。と言うか自然と避けてしまいます。生まれつき数値化された競争の中で育っていれば別ですが、ほとんどのスタッフは、目標を数値化することが出来ません。

例えばスタッフが考えた自己目標が、「〇〇を何個販売する」だったら、そのまま数値目標になります。これはこれでOK。でも、「お客様へのお薦めをしっかりやる」だと、その「結果」が分かりません。そう言うときは、「その結果、何個販売する」ことを数値目標にして、「お薦めをしっかりやる」のは、行動目標にするのです。

また、スタッフが「笑顔でがんばる」と言う目標を出して来たとしましょう。
「行動目標」としては、これでも良いのですが、このままでは、「測定が出来ない」ですよね。このような、「測定が難しい」目標の時は、自己申告や自己評価もひとつの方法ですが、より効果的な方法は「他己評価」を行うことです。つまり、「笑顔でがんばったかどうか」について、一緒に勤務をしていた仲間達から5点満点などで評価をしてもらうのです。

このように、必ず目標を数値化して、測定可能にすることで、自分ががんばった結果に対しては「充実感」を持つことが出来、逆に未達の場合は「くやしさ」を感じることが出来るのです。このあたりの感覚を「ぼんやり」させていると、成長のスピードは極端に遅くなります。ことさらにスパルタにする必要はありませんが、「仕事」「責任」「真剣」というキーワードは意識しておく方がスタッフの成長には効果的なのです。

最後に、この「成長ノート」ですが、スタッフ全員に「公開」することが原則です。
なぜならば、個人目標をスタッフ全員で、お互いにサポートする環境を作ることが、チーム作りの中でとても大切だからです。店長や先輩だけで無く、同じレベルの仲間同士で助け合い励まし合うことが、「個人主義」になりがちな現代っ子を取り込む効果的な方法だからです。いわば、アナログのSNSですね。

さて、あなたの店のスタッフは、「個人目標」を持っていますか?
その目標は「測定可能」ですか?
そして、その個人目標は、スタッフ全員で「共有」されていますか?
是非とも、この3つのコツを試してみて下さい。スタッフがぐんぐん成長しますよ。

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