今回のテーマですが、今からお話しさせて頂く法則は、全ての人の "根" である「親子関係」から始まる、人間関係の全てに通じる真理として、お話しさせて頂きます。_(_^_)_
その真理とは、例え親であっても、人間というものは「自分で自分を愛している分しか、他人(我が子含)を愛せない」という法則です。《゚Д゚》!!
それは、この世でいつの時代も絶える事の無い、それぞれの「家族内」で起きる、その家庭が抱える「家系のカルマ」と言って良い問題や病巣を、シビアに冷静に観てみれば一目瞭然でございましょう。_(_^_)_
只、人間というものは基本が皆「ええカッコしい」なので (笑) 、
こういう家庭内の問題は、大概は皆様が「ひた隠し」になさって、他人の前では "よそ行きの顔" をして演じ分けられ、表面的には「何の問題も無い、イケてる幸せ家族」を装うものです。(笑)
私の様に、何十年も教えを通して、数え切れない程の「親子関係」を観て参りますと、そう言い切れるほど、この世には「何も無い家庭は無い」というのが、この世の一つの真実とも言えましょう。( ; _ ; )
その様に皆様は、なかなか実態をお互いにお見せならない様に生きるので、
正に家族とは、「閉じられた輪」であり、時にとても「不健全」になってしまう場所にもなってしまう一面があるというのも「家庭」というものなのでしょう。(; ̄O ̄)
人は「自分が持っている分」からしか、他のものに与える事ができません。
ご自分の中に持っていないものは「与えられない」のです。
そう、それは例え「親であっても」です。
ですので、「親が子供に嫉妬する」なんて事は、この世にはザラにあります。
その場合、親に自覚がちゃんと有る場合と、無自覚な場合がありますが・・・。
ちなみに、この真実をお話しすると、「そんな事は無い!!」と、異様なまでに反論・反発をされる親御さんがいらっしゃいますが、実はそういう方ほど、表にはお見せになれないほどその方の家庭内では、「我が子との確執が激しい」というケースが殆どです。_(_^_)_
良く「親ほど我が子の事を思い、愛しているものはない」と言われる中に、私は果たしてその方が自分のお子さんを持つ時に、
どれだけ本当に「子供の幸せ」を考えられたのか?
「子供の幸せの為」と仰りながら、実は「ご自分の幸せの為」では無かったか?
というクエスチョンが浮かび、特に問題の多いご家庭の親御さんに「直接問い掛けたい」と思ってしまうという時が、私には数え切れないほど有るのです。
そして多分、そこはそういう親御さんに取っては「かなりイタイ」真実なので、ご自分で認めたくないという心理が働いてしまわれるのでしょう。
親御さん自身が子供を持たれる時に、子育てというものや、ご自分も含めた「人生」というものに付いて「漠然としたイメージ」しか持っていないと、
「子供は成長し、大人になり、いつか自分を超える存在になる」という真実を、現実的に子供が大きくなってから初めて気付かれる事になり、
その、ご自分が漠然と描いておられたイメージとのギャップに、苦しまれるという事なのでしょう。
でも私は、こうも思うのです。
もし解っていたら、人はきっと「子供を持ちたい」なんて思わないんじゃないか?・・・と。(笑)
そう思うと、世の中の仕組みとは、本当に良くできています!? (^^;;
世のお父様、お母様。本当に「子育て」というハードなボランティア、ご苦労様でございます。
_(_^_)_
でも、問題を抱える親子関係で、とても苦しい思いをされているのは親御さんだけでは無いのですね。
子供の立場でも、それはそれは親と同じく、大変苦しいものなのです。
世の中には「どちらかだけ」という事は無いのです。
ですので親が苦しいという事は、子供も同じだけ必ず苦しんでいるのですけれど、
そういう事を考えられずに、親でありながら「ご自分の痛みだけで精一杯」になっておられる親御さんが本当に多いのも、又真実なのです。
・・・と言う事で、
それでは次回は、そのお互いの「蟻地獄」の様な苦しみの真っ只中におられる親子の方々へ、私が理解しているものの観方を通し、少しでもご家族の方達の苦しみが癒される事を願い、私なりのアドバイスをさせて頂こうと思います。
☆_(_☆_)_☆
何か「冬に向かう季節の空♫」って感じが致しますねぇ・・・。
(・。・ )。。。☃
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年