- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
クリエイティブの魔法、ジャネーの法則 #2
-
メディアと映画、ずっと楽しい関係。
TVの行方、これからのテレビは?
2008-08-21 09:05
なんとなく、季節感を感じる今日この頃です。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
魔法の言葉、ジャネーの法則のつづきです。
ジャネーの法則というのは、
「時間の長さの評価は、人の年齢の逆数に比例する」
という法則です。
前回も書きましたが、いわゆる、
「年をとると、時間の経つのが早くなりますね、1年があっという間に過ぎてゆきますよね〜」という内容です、
これを映像の世界でみるとどうなるか?
若者に大人気のTVドラマ「池袋ウェストゲートパーク」、いわゆる''IWGP''ですが、
これはタイトルを単に省略した英語です。
この、IWPG、極端にカット数が多いテレビドラマとして有名ですが、こちらが大体、''700カット以上''あったそうです。
通常は、1時間ドラマだと、400カット〜くらいでしょうか?
しかしながら、この「池袋ウェストゲートパーク」、以降、カット数がどんどんあがり、物語のテンポが速くなっていったか?
というと、そうではありませんでした。
テレビドラマのカット数は、
最近は、700〜800カットくらいで安定しているのです、
また、400カット程度のゆっくりしたものもあり、すみ分けられているのが現状です。
これは、
若い世代と、団塊の世代、高齢者など年齢によって、TVを見るスピードを無意識のうちに選択していることになるのかもしれません、
TV局側も、その辺を考えて、スピードアップを抑えて、若い視聴者用の番組とか、
「これはだらだら見れて、高齢者までが対象だよ、」
なんていう「番組のすみわけ」を図っていることもあります。
TV番組は、少子高齢化社会を見越して、映像では見えづらいところで、ますますターゲットの細分化が進む予感がします。
また、ウェブライフに代表されるインターネットとの棲み分けも十分に検討しなければならない時代がすでに来ているといえるでしょう。
つづく
池袋ウェストゲートパーク ユーチューブ動画映像
白い巨塔、TVドラマ ユーチューブ動画映像