- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
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クリエイティブの魔法、ジャネーの法則 #1
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メディアと映画、ずっと楽しい関係。
TVの行方、これからのテレビは?
2008-08-19 08:50
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
ジャネーの法則というのがありますが知っていますか?
これは、年齢が上がるとよく言うせりふで、
「年をとると、時間が経つのが早くなりますね〜、1年があっという間に過ぎてゆきますね〜」
というアレです。
硬く書くと、
「時間の長さの評価は、人の年齢の逆数に比例する」
ということです、
たとえば、10歳の男の子の一生は、その時点で10年です。
彼の1年間の時間は、1/10の時間となります、
100歳のおばあちゃんの一生は、100年となります、
おばあちゃんの1年間は、1/100となり、彼女の時間感覚は、それは短いモノとなります。
簡単に書けばそういうことです、
メディア文化論の、稲増龍夫、法政大学教授のお話で、
TVシリーズの「白い巨塔」には、新旧二つのシリーズがありました。
このドラマの演出のテンポを比較すると、
1979年の法廷シーン3分間のカット割りですが、下記のようになったそうです。
1979年 23カット
2004年 83カット
ジャネーの法則で考えると、最初のシリーズを25歳で見た人は、
新シリーズの時には、50歳、
約2倍の時間の早さを感じていたことになります。
カット割りで見ると、2004年の作品では、旧作品の約3.6倍のカット数です。
カット数が増えているということは、それだけで、スピードがUPしたとは一概には言えませんが、
カット数が増えているのは、よりテンポのあるスピード感のあるお話しが展開されているといえます。
はたして、TVシリーズの「白い巨塔」は、本当に約2倍の時間の速さになったのでしょうか?
つづく
参考資料、日経新聞2007/3/30 セカンドステージ
オールアバウト/専門プロファイル、山藤