食べる事への正しい理解 ② - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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食べる事への正しい理解 ②

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ここのサイトでダイエットのご相談などを受けていると、「食べる」という事への大事なものが、多くの方に見落とされている様に感じるのは私だけでしょうか?

 

食べ物が豊富にあり過ぎると、人間は「美味しいものが食べたい!」という本音と「太りたくない!」という願望の狭間で揺れ動きますね?

今は一体どれだけの方が「何をどれだけ食べたら良いのか!?」と贅沢な悩みを持ち、又食べる度にその葛藤から来るストレスを抱えていらっしゃる事でしょう? (^^;

 

 

ダイエットをされる方の中には、摂取カロリーや体重・体脂肪という「数字」ばかりに意識が囚われ、又振り回されて、大変不健全な心になられている方も大変多い様にお見受け致します。(-  -;)

 

人間はロボットではないし、体質も性格も生活習慣も皆違いますから、頭で考えた通りに全て数字で答えが出て来る訳ではないですし、又ダイエットに一番必要な「心の安定」というものも見落とされている様に私は感じます。

 

 

食べ物を数字や機能としてしか見なくなった現代ですが、その食べ物は皆、元は私達と同じ様に "生きていた命" だったという事に目を向ける方は、果たしてどれだけいらっしゃるのでしょうか?《゚Д゚》!?

 

 

少々シビアなお話しになりますが、 "生きる" という事は、或る意味とても残酷です。

生命が生きる為には、他の生命を殺し、それを頂いて私達は生きている訳ですね?

他の命を奪う事が、自分の命を繋ぐという、非常に残酷な世界に私達は生きてもいるのです。( ; _ ; )

 

 

そんな事を話す私も、食べる事はやっぱり好き♪ですし、美味しいものを食べた時には幸せな気分になります。 ♡

実際、多くの方達もそれは同じでしょう?

人間に取っての食べるという行為は、頭ではいくらでも綺麗事に考えられても、実際はそんなに綺麗事にはならないのは、動物の本能に近い行為でもあるからでしょう。

 

 

けれど私達は「他の命を頂く事で生かされている」という現実をちゃんと意識する事は、とても大事な事ではないかと私は感じます。

何故なら、そこから私達が「頂く命」に対して、 "感謝" の気持ちを持つ事に繋がって行くからです。☆彡

 

 

皆様は、毎日この日本での、豊富に(捨てるほど)有り余っている食べ物についてお考えになった事がありますか?

昔はお肉などは、たまにしか食べられないご馳走であったものが、今は毎日・毎食食べ続けられる様になり、又毎日廃棄処分されるほど生産される食品の、その裏にある事実に誰が目をお向けになるでしょう?

 

 

その様に飽食の時代のビジネスとして、例えば大量生産されるお肉になる為だけに生まれ、残酷な育てられ方と殺され方をされている動物達の事を、少しでも頂く前に思いを馳せられた事があるでしょうか?

(これはあくまでも一例であって、お肉に限らず、私達の食べ物になるまでの生命達(動植物)の過程として捉えて下さい)

 

食べ過ぎる一方で「痩せたい!」「綺麗になりたい!」と励まれる方の中に、どれだけそのご自分が毎日頂く命に対しての感謝があるのかな?と、私は思ったりもするのです。

 

食べ物を数字としてしか見れなくなった人間達のエゴというものが、人間という者を醜くしている様にも私には感じられてしまうのです。(^^;

 

 

逆にそういう事を理解して、感謝して食べ物を頂く方というのは、人間そのものもそうですし、そういう方の食べる行為というのは何故か美しく見えるものですね。《゚Д゚》☆彡

例えば、食べる事をお仕事にされているタレントさん達を見ていても、放つオーラが感じの良い方は、そのお仕事や頂く食べ物に対して、感謝を持っておられる方です。_(_^_)_

 

食べる事を職業にされている方は、職業柄ふくよかな方も多いですが、感謝を持っておられる方の太り方というのは、私にはとても綺麗に感じます。(^^✿

そういう方は不潔な感じはせず、どこか愛らしい感じ、憎めない感じが身体全体から滲み出ているのです。(^^♪

だから多くの方に愛されるキャラクターなのでしょうね~。☆彡

 

 

それはダイエットされる方にも同じ事が言えて、感謝というものが無く、ただただ自分が痩せたいという事ばかりに囚われている方の雰囲気というのは、どこかギスギス尖った感じがして、私は美しくは感じません。

又、そういう方というのは精神不安定な方が多いので、日々の食のコントロールも大変になるのだと思いますね~。(-  -;)

そう、ダイエットには "心" も大きく絡んで来るので、悪循環になるのです。

 

 

本当は人間の魅力というのは「痩せている・太っている」という事にある訳ではないと、私は思っているのですが・・・。

ただ、太っているご自分が好きになれず、コンプレックスになるのでしたら、ご自分を好きになる為の努力としてダイエットをされるのは、非常に心の健康に役立ちますから、大賛成です!

 

 

でも人として、一番美しいという事は「何事にも、学ぶ姿勢と感謝を持てる人」という事ではないかと私は思います。 ☆_(_☆_)_☆

 

所がその、人を一番美しくする「感謝の心」というのは、生まれつきエゴな私達人間には元々生まれついては持っていないものなので、育てて行かないと持てないものの一つなのです。《゚Д゚》!?

そして、それを育てるのに不可欠なものが、自分の経験というものを通してしか得られない「想像力」なのです。《゚Д゚》!!

 

 

インターネットで情報を得るだけで、頭でだけ理解した様な気にさせるインスタントな今の世の中は、安易にすぐ「答えを頂戴~♫」と他人に頼る癖がついてしまうという弊害も生まれていますね。

 

実際自分で考えて工夫をして、経験をしてみて、自分の感覚から得られる体感を観て、そこからご自分で判断するという事が「想像力を持てる人間」になれる元になるのですが、

 

今の方達は、頭でばかりの知識と理解に陥っている方も多く、自身で "経験する" というものが不足している分、人間らしい感情や情緒の無い "知識おバカさん" ばかり増えている様に私には感じられてしまいます。

 

 

 

数字ばかりに囚われてご自分を見るのではなく、心の方にも目を向けてダイエットをされたら、痩せ易い体質に変化するという事も起きて来るのですけれど、

 

それも "ご自分で体験" されないと分からない事なので、「頭だけ!」の方には理解も体感もできない事でもあろうと、私は思います。 《゚Д゚》☆彡

 

 

 

 

  

海辺で、おにぎり。(ケロケロくん ポストカードより♫)

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年