フランスの家のつくり方 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

野平 史彦
株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
千葉県
建築家
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フランスの家のつくり方

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Topics フランスでの小さな仕事
最初の写真の家は2年前に建設中だった家である。
外壁はコンクリートブロック積み。日本的にはアウトだが、鉄筋は一応入っていた。外壁の仕上げは石積みのように見せているが、薄い天然石を貼った左官仕上げである。ラフな仕上げが、窓廻りに壁の厚みが出て来るので本物の石積みに見えてしまう。
二階の床はPC板が使われていた。
屋根は、前にも言った様に、垂木の上の桟木に瓦を引っ掛けているだけだ。
屋根の妻側の納めは特に妻面用の役物瓦がある訳ではなく、外壁を瓦下まで塗り上げて塞いでいるだけである。
腕のいい職人さんか必要な凝った造りでは全くない。
それなのになかなかいい家になってしまう。
敷地の高低差を巧く利用して地価車庫を造っている。
日本の様にまず、敷地を平らにしてから家を建てる、というチープな発想ではない。
この家の仕上がったインテリアを見る事はできなかったが、壁は通常、クロス貼りかペンキ仕上げである。
クロス貼りの場合、平気で重ね張りをしてしまうのが、こちらの流儀である。
それも、寝室などでは結構色のついた柄物のクロスを大胆に使う。
ペンキ塗りでも、日本ではちょっと考えられない様な派手な色を塗る。
こういうのを見ていると、日本人は色については相当臆病なのがよく分かる。

2枚目の写真は、ツタが絡まった小さな家。
これだけで絵になってしまう。

(次回、フランスの門扉のデザインにつづく)