自分で考える力 - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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最近はここの質問コーナーで回答者としてアドバイスさせて頂く機会も結構ありまして、それで考えさせられる事があります。

 

 

勿論それはこちらの質問コーナーだけに留まらず・・・、どうも近頃の日本人は「自分で考える能力」というものが衰えている様に感じているのは、私だけでしょうか? (^^; 

何でも人に頼って、「(先に) 答えを頂戴(ちょうだい) ♫」という安易な輩が、日本中に蔓延している気が私はするのですね~。(-_-;)

 

 

 

テレビを観ても、ちょっと考えたらご自分で分かる事でも、まるで幼稚園生に言う様に案内やアドバイスを過剰にしていたり、

日本は、どこでも何でもちょっと親切過ぎるので、私は時々異様に感じる時もあります。(そこからも「私に構って~!」の裏返しが透けて見えて来て "赤ちゃん文化" 大国、日本が垣間見えて参ります!?)

 

 

でも日本の方は、それが普通になってしまっておられますよね~!? 《゚Д゚》~▲□★※✖!?

 

 

私には時々ちょっと異様に感じられるこの感覚はきっと、自立心の強い外国の方が日本人のそういう一面を見て感じてしまう違和感と同じなのではないかなぁ?と、私は感じているのです。(゜∀。)

 

 

 

ちょっと前に日本では、オリンピック招致で「おもてなし」という言葉が注目されましたが、こういう "過剰な親切" というのと "おもてなし" とは、ちょっと違うと私は常々感じています。

 

その人に取って「何が親切か?」というのは、相手によって変わりますよね?

ですから、本当の「おもてなし」というのは、相手一人一人に対して、マニュアルではない、「ご自分の眼で見た判断力」が必要になって参りますが、

 

これができない方が、日本に今とても多い様に私は感じているのです。(デパートなどの店員さんの反応などからも、そう感じる事の多い私・・・) (゜∀。)

 

 

例えば、電化製品等でもアイディアが行き着く所まで行くと、今度は新しい機能開発と称した、半ば強制的に付いてくる "親切過ぎる" 過剰機能の存在が、逆に不便さを生んでいたりしますね?

これも日本特有の "勘違いから来るお節介体質" から生まれるものなのではないかと、私はちょっと違和感を感じたりもするのです。

 

 

こういう事は何から来るのか?

 

 

それは "想像力の欠如" からだと思います。

 

 

では今何故、想像力が乏しい人間が増えているのでしょうか?

それは今が、欲しいものは何でもすぐ簡単に手に入る「インスタント時代」だからなのだと思います。

 

 

簡単に手に入る分、そこに至るまでの経験が希薄になる為、人間は感動もそれだけ薄くなりますから、感性や感覚は鈍く麻痺して行くのです。

思考も同じで、自分で考えたり工夫する前に答えを与えられていたら、「自分で考える」という事を人はしなくなって行くのですね~。(^^;)

 

 

例えば今の子供達は何でも面倒くさがり、自分から何かをしようというという好奇心や意欲が薄くなっていますが、原因はこういう環境も大きいのではないかと私は感じています。

つまり「豊かな物に溢れた国の "平和ボケ"」という事でしょうか?

 

 

 

何でも簡単に手に入れられると勘違いも起きて来る様で、私が今の人達にとても多いと感じる「すぐ結果を求める体質」というものも、そこから来ているのではないかなぁ?と感じます。

 

それ故にか、今の人達は粘り強さというか、忍耐力や努力というものを避けたがる傾向にあるので、裏を返せばそこから得られる経験からの達成感とか、それを成し遂げるご自分への誇りというものを感じられる機会も、又失われているという事ですね。( ; _ ; )

 

 

 

指示されたり、与えられたものはソツ無くこなせても、自分から何かをするという創造的な意欲に欠ける子供達。

そこに行動の根になる意欲=好奇心を生む力や想像力というものが、とても希薄になってしまった様に私には感じられて仕方ないのです。 (- -;) ~ ▲

 

 

大人も子供も、頭でばかり考える事で、"自分の感覚を観る" という事が疎かになっている現代。

 

自分の感覚も分からないのですから、当然他人の事への配慮=想像力にも欠ける分、マニュアルに頼らないと何も動けない大人が増えていますし、又そういう親が子供達を育てている時代なのですね~。(・□・;)

 

 

「先に答えをちょうだ~い♫」と、自分で考えないでその指示に従うだけなら、どんなに無難にソツなく仕事をこなしても、それは無感動なロボットであり、「果たしてそれは "生きている" と言えるのでしょうか???」とも感じてしまう私ですが・・・。(^^;)

 

そして私が本当に怖いと感じるのが、感動というものまで頭(左脳)だけになっていても、そういう方達はそういう感覚を、ご自分では気づいておられない所にあります。(;゚Д゚)!?

 

 

 

 

ただ、そういう無感覚人間が増えている中では、(数の法則で!?)創造的な人間の方が奇異に感じられたりする時代でもあるみたいですね~!?(笑)

(; ̄O ̄) Mamma  Mia!

 

 

 

 

   先日撮れた、ちょっと変わった雲。

 

(何に見えるかは・・・・・、 ご自分でお考え下さい!?(笑) )

 

 

 

 

                         

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年