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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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日本と外国の子供の違い (教育について) ③

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前回までは、私が感じる日本人の "甘え体質の文化" と、その中で育つ「日本の子供達」についてのお話しをさせて頂きました。

それでは今度は、私が自分の経験の中から感じた「外国の子供達」についての印象をお話しさせて頂きましょう。(^^♪

 

 

私は若い頃から結構色々な国に行かせて頂いた為か、特に日本文化と他の国の文化や感性の違いというものを、外から客観的に観るという感覚を持っています。

単純に「どちらが良いか」という事ではなく、どちらにも良い面とそうでない面がある様に思います。

 

 

ただ一つ、最近の日本の子供達のこれほどまでの(しかも自覚の無い)強い依存心から来る "受け身体質" というものは、日本人贔屓の私でさえも、ちょっと奇異に感じてしまうというのは否めない事実でもあります。

 

ちなみに私が感じる事の中に、「日本人はまるで魚の群れみたい!」というのがあります。(笑)

 

それは誰か先頭が右を向いたら「一斉に右向け右!」となり、左を向いたら「一斉に左向け左!」という行動を取るというという習性ですね。(バレエを教えていると、本当にその傾向が子供達の行動に良く見られます)

 

 

何故そうなるかと言うと、多くの日本人の方は「自分で考えている」と思っていても、実はそれは本当に考えている訳ではなく「皆がそうだから」「世間がそうだから」という様な、本当は漠然としていて根拠の無いものに安心感を得ているだけだったりするのですが、

 

周りが皆そうである為、疑う事も考えるという事も無く、果たして本当にご自分のしたい事であるかどうかもあまり深く考えずに "流されて" 生きていらっしゃる大人達の「まぁ、何と多い事!」というのが私の持つ印象なのですね。

 

 

ですので、自分をしっかりと持つという教育を受けて来た外国の方達は、そういう日本人に対して戸惑う事も多い様なのですが、それに気づく事もできない感性の方も、日本人には実はとても多いのです。《゚Д゚》!!

(日本人は、世界でも稀に見る「繊細さ」を持った人種でもあるのに、ここの部分に関しては、非常に鈍感な部分を持っておられる方が多いのが、私にはとても不思議でもあるのですが・・・)

 

そういう "眼" というのは、日本という国を出て、外から観てみないと持てない観点なのかもしれないですね。

 

 

 

・・・と、前置きが長くなりましたが、それでは「外国の子供達」について、ほんの少しの例になりますが、お話しさせて頂きます♫  (^^♪

 

例えば私が若い頃ロシアに行った時に、素敵なバレエダンサー同士のご夫妻のお宅にお呼ばれした時に、私が「ハッ」と感じさせられた出来事ががありました。 

 

それはご夫妻の一人息子さん(当時幼稚園生くらいでした)と一緒に過ごしていた時の事です。

 

ご両親は私達をもてなす為にディナーの用意をしていて、その間私達はその息子さんと一緒に遊んでいるうちに、彼は幼いのに何とソファーの上で、一人で逆立ちを始めたのです。

私達は驚いて、近くにいた私は思わず逆立ちしている彼を支えようと両手で彼の足を持ってキープした瞬間、彼は幼いのにこう叫ぶのです。

「大丈夫!僕一人でできる! 自分でする!」と。

 

 

私はその時「ハッ」としました。

こんなに幼い子なのに、彼は「自分でする!」「自分でやりたい!」という強い自立心を持っている事にビックリしたのです。

そして自分が勝手に危ないと思い、彼を助けようと手を貸した私の行為は、自分でやりたい彼に取っては「お節介」になるのだと感じた瞬間でした。

 

 

その時のご両親はというと、お二人でニコニコしながら我が子を見ていて、あまり心配する様子もなく、彼を尊重しながら見守っている感じが、とても印象深く残りました。

本当に些細な出来事だったのですが、でもこれは若い私に取っては、お国柄の違う「教育」というものを感じさせてもらえた貴重な経験になりました。《゚Д゚》☆彡

 

 

日本の親御さん達を見ていると過保護になり過ぎて、「危ない」とか「まだ無理だ」と勝手に思い込み、子供が自らやって体験する機会を奪ってしまっている事に気づいていらっしゃらない方も、本当に多い様に見受けられるのですね。

(それは多分、ご自分もその様に親から育てられて来たか、又はご自分が小さい時に親からしてもらいたかった事であったのか、どちらかなのではないでしょうか? 

ご自分とお子さんは、親子であっても違う人間なのですけれど、どうも日本の親御さん達は、我が子に対してはそういう視野に欠け易く、ご自分と同じ様に考えてしまわれる方が実に多い様です)

 

 

そして子供にはその親の意識が反映されますから、子供は何か新しい体験を事する事に不安を感じたり、やってもみないのに「自分ではできない」と思ってしまい、強いては「親や誰かがやってくれる事に頼る」という精神構造が出来上がってしまうのではないかと思います。

 

 

「自発性・自立性を養う」には、やる側にワクワクする「好奇心」とか、その「楽しさ」とかが無ければ、決して人は能動的に動く様にはなりませんから、

 

大人達はあまり子供に対して不安を感じさせてしまうような心配性から来る、或いは可愛いあまりに自立させない様な過保護を止めて、失敗しても良いから、極力子供に体験させる様な教育をしてあげて欲しいと私は思うのです。

 

下手でも良いから、何か自分の力でやれる事から得る喜びを、子供には味わわせてあげて欲しいと思うのです。

そういう事の積み重ねが、自分への自信や誇りに繋がって行くのですから・・・。

 

 

 

内面にそれが無いと(これは子供・大人に関わらず)、人から「褒めて欲しい」「認めて欲しい」という、外から自分を確認するのものばかりを求めてしまう "自分の無い人間" になってしまい、

 

「褒められる事が目的」になる様な、つまり人から認めてもらう事ばかり考えて、「自分でする事の喜びと誇り」を味わえない、生きる喜びの感じられない歪んだ人生を歩んでしまう様になるのではないでしょうか?

 

 

 

(次回へ続きます)  

 

 

 

 

  (The  Mulberry  Fairy)

 

CICELY MARY BARKER   「Flower  Fairies  シリーズ」より

 

 

 

 

 

 

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年