- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
昨年9月30日から、現時点2014年8月1日までの主要指標と主要銘柄の動きを紹介します。
下図は、日本のTOPIX(黄色)、米国のS&P500、そしてヨーロッパはバンガードFTSEヨーロッパの動きです。昨年中は3指標とも順調に上場を続けましたが、年明けから日本株が急落し、その後本年5月まで低迷を続けました。6月に入り、漸く上昇に転じ、現時点では昨年9月30日に対して7%のレベルまで回復しました。
ヨーロッパは5月までは堅調に上昇を続けていました。6月に入り下落に転じています。ECBのマイナス金利の採用も、ウクライナのマレーシア機の撃墜でロシア制裁を発令し、景気への影響が懸念される中、ポルトガルの大手銀行の債務が騒がれるなどで値下がりしています。
一方米国は景気と雇用が堅調に回復し、FRBのQE3の終了も目に見えてきました。このため、長期金利の上昇懸念から、7月末に急落しました。私は当面米国株の上昇は持続すると考えています。
下図は、米国のSP500(紫)とバンガードのトータルワールドETF(黄色)(先進国の株価指数に連動)とバンガードのFTSEエマージング指数に連動するETF(ブルー)の動きです。
各月米国のSP500が順調に上昇を続けています。その米国や日本、ヨーロッパ等先進国の株価の動きがVTです。米国が世界の株価より一歩抜きん出ていることが確認できます。
エマージング諸国の株価は2月初頭に反発し、その後4月から上場を開始し、現在では先進国株価指数を超えるレベルに到達しています。
変調をきたしている、ヨーロッパの主要な国を個別銘柄で確認したのが、下図2図です。
ベンチマークとして、ヨーロッパStoxxx600(黄色)を置いています。比較は、iSharesの国別ETFです。ドイツ(紫)は6月まで、Stoxxx600を上回っていましたが、7月に入り急落しています。6月にはDAXは初めて10,000ポイントを超えたのですが、短期間で終わっています。
一方同ETFの英国は6月中旬までほぼStoxx600と同様の動きでしたが、ドイツよりも一足早く急落しました。
下図は、iSHAERSの国別ETFからスペイン(ブルー)とイタリア(紫色)をStoxx600(黄色)と比較しています。南欧2か国は2013年9月30日から現在まで、同様な軌跡を描いて常にstoxx600を上回っていました。
このように、一口にヨーロッパと言っても各国の株価の動きは、それぞれ異なります。
今後ますます国際分散投資が必要になると考えています。
グラフは、マイクロソフトの、マネーエディション無償版を私有し、日々価格等の数値は私が入力しています。
文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
FP+投資助言で人生設計から資産形成まで一貫してサポート
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
あなたのセカンドライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で資産配分とポートフォリオ構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。
【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
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