新興国と分野別の株価指数・ETFの動き(13年9月~14年7月) - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月20日更新

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新興国と分野別の株価指数・ETFの動き(13年9月~14年7月)

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新興国と分野別の株価指数・ETFの動き(13年9月~)

前回は、先進国・新興国の株価の動きと、主要ヨーロッパの国の動きを、ヨーロッパの600社の指数と比較いたしました。
今回は、新興国の中から、アジアの2ヶ国の動きを紹介します。
期間は前回と同じく、2013年9月30日~14年8月1日です。

下図は、MSCIエマージング指数の騰落率推移(黄色)と、iShares インドネシアETF(ブルー)、iSharesマレーシアETFを比較したものです。インドネシアの株価は年初から終始エマージング指数より上位にあり、9月30日の価格に対し20%程度上昇しています。
一方、マレーシアの指数に連動するETFは6月まではエマージング指数を若干上回る形で推移していましたが、7月には2度のマレーシア機の事故・撃墜の影響から、人気が落ちた格好になりました。

140731エマージング指数とマレーシアETFインドネシアETF

下図は、エマージング指数(黄色)とiShares メキシコETF(ブルー)、iShares ブラジルETFを比べたものです。アジアの2ヶ国とは異なり、エマージング指数のラインよりも下方で推移しています。メキシコは何とかエマージング指数に沿って動いていますが、ブラジルは2月3月には、20%以上離れた値動きでした。ワールドカップを迎え上昇に転じていますが、まだ、当初の値を回復するまでに至っていません。

140731エマージング指数とメキシコETFブラジルETF

同じ新興国グループでも、このように株価の動きが異なります。

次は、米国のSP500の動きに対して、産業別の動きを紹介します。
下図は、米国の代表的な指数であるS&P500(黄色)と、グローバルヘルスケアのETF(ブルー)、グローバル生活必需品(紫)の動きです。
いずれもS&P500に劣る成績ですが、ヘルスケアは世の中の健康意識に助けられて、SP500に沿った値動きでしたが、生活必需品グループは、大きく下回る結果でした。それでも、7月末時点で、昨年9月末よりも5%上昇したレベルに留まっています。

140731SP500とヘルスケアETF生活必需品ETF

次の図はSP500(黄色)に対比して、グローバル水資源(ブルー)とグローバル農産業(紫)を比べたものです。ここでは。水資源はSP500を上回る時期もあるほどの上昇を見せていますが、農産業は10ヶ月を通して横ばいに推移しています。

140731SP500と水資源ETF、農産業ETF

以上、グローバルに展開する4産業部門を見て参りましたが、やはりそれぞれの動きは異なりまする現時点から、過去を見れば、この時に勝っていれば、「儲かった」と言えますが、その時点では、上昇・下降いずれかをあてるのは困難です。従って、8分野からこれならばと思う(考える)カテゴリーに複数投資することをお勧めします。
それにより、リスクは抑制されますが、儲けもまた抑制することに為ります。それでも一つにかけてね大きな損を抱えるよりも、ベターとするのが、国際分散投資の一つの考えです。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

FP+投資助言で人生設計から資産形成まで一貫してサポート
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
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【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー

『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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