うつの人に言ってはいけないこと - 毎日のつらさ - 専門家プロファイル

一般社団法人 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
東京都
心理カウンセラー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年06月21日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

うつの人に言ってはいけないこと

- good

  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 毎日のつらさ
メンタルヘルス

こんにちは。

産業カウンセラーの萌ちゃん先生です


予防の第3段階は、

再発予防です。


病気休暇開始ケアから

職場復帰後のフォローアップまで


5つのステップがあります。


この中で、

復帰後の周りの方々の対応


についてお話ししたいと思います。




職場復帰が

かなったからと言って、


前と同じパフォーマンスが

すぐに戻るわけではありません。


皆さんもお正月休みなど

長い休みの後は、


なんだかペースがつかめないという

感覚はあるはず。


学生時代の夏休み明けだって

そうだったはずです。


何か月も休んでいたら、

急に元に戻れるはずもありません。


そんな時、周りはどのように

本人と関わればよいのか。


「うつの人(うつを患った人に)に○○と言ってはいない」


ひところ、よく使われていたワードです。


実際、よく質問を受けます。


うつの人に対して

言ってはいけないことを教えて下さい。


うつの人に対して

やってはいけないことを教えて下さい。


これに対して丁寧な回答を載せている

書籍等があるかもしれません。


でも、現場にいる私には

どれもしっくりきません。


私の答えは、たった一つ。

『特別扱いをしないでください。』


思いやりを持って、

他の職員と同じように対応をしてください。


言ってはいけないことは、

他の職員にも言ってはいけないことで


やってはいけないことは、

他の職員にもやってはいけないことです。


腫れ物に触るように対応したり


反対に

励まそうとか、


フォローしてあげないとするあまり

強く出たりする場合も見受けられます。


どちらも違うと思います。


該当本人にとっても


特別視されることは、

疎外感につながりますし


周りの方々にとっても


多かれ少なかられ、

フォローを強いられているのに


さらに当人に

気を遣わないとならないとなると


不満がたまりやすくなります。


どちらも職場の士気を低下させます。


当人を特別扱いしない、


周りの職員には、

ねぎらいの態度を示す。


特に周りの方々にとっては、

自分たちが、大変な思いをしていることを


上司が理解していてくれる

そして、それを伝えてくれる


ことが何よりも大切です。


これをしないと

うつは、伝播します。


努力が認められない


適当にやっている方が

優遇されている


と思う意識が強まると

うつは広がってしまうことがあるのです。


思いやりを持って

平等に接する


簡単なようで

なかなか難しいことです。


職場環境は、

そのトップの影響を色濃く受けます。


学生時代、クラスによって

雰囲気が違いませんでしたか?


ランダムに振り分けられていたにもかかわらず


活発なクラス

おとなしいクラス


学業成績のいいクラス

とにかくお祭り好きのクラス


担任の先生の影響が

色濃く出ていたはずです。


職場環境を向上させるには


まず管理者のコミュケーション能力が

問われるのかもしれません。


萌ちゃん先生でした



Ⅱ10 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 心理カウンセラー)
一般社団法人 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

メンタルアップマネージャ認定機関

働く人が一番ストレスを感じるのは、人間関係であることが厚労省データからも明らかです。人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの生きたスキルが身につく、ワークショップ型研修をご提供します。

カテゴリ 「メンタルヘルス」のコラム

体験することって大切(2016/04/03 23:04)

体験することって大切(2016/04/03 23:04)

新入社員研修スタート!(2016/04/01 21:04)