親子の同居を成功させる秘訣 〜2世帯住宅編〜 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

横山 彰人
株式会社横山彰人建築設計事務所 
建築家
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親子の同居を成功させる秘訣 〜2世帯住宅編〜

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『建築家となら望みどおりの家が建つ』 建築家が明かす家づくりの極意 3-2
1回目(3-1)つづき


二世帯が同居することのメリットは、数えればたくさんあります。


子世帯にとっては新たに土地を購入しなくてもよいという経済的な要因や、税金や融資の面など、一方、親にとっても、老人福祉が充実せず、常に不安にさらされているこの国では、たとえ老後寝たきりになったとしても、連れ合いだけでなく子世帯が隣にいてくれれば心強いはずです。


しかし、二世帯住宅は良いことずくめではありません。スタートから価値観の違いや人間関係を中心とするさまざまな問題が発生し、悩んだ末の同居解消や、子世帯の夫婦が離婚や家庭内離婚に発展したりと、二世帯住宅にしたことによって大きな犠牲を払ってしまった家族も多いのです。


外から見ると二世帯住宅は幸せそのものですが、老人の自殺率は一人暮らしより同居の方が多いというデータからも、その根の深さがうかがえます。


二世帯住宅が結果として、失敗してしまうケースを見ると、次の二つの原因に集約されるのではないでしょうか。


まず一つは、現代の家族は核家族でさえさまざまな問題を抱えているのに、二つの家族が一つ屋根の下で暮らすことを、あまりにも安易にかつ楽観的に考えてしまうという、お互いの家族自身の問題があります。そしてもう一つは、住まいづくりにあたり、設計段階で二世帯が過ごすことによるさまざまな生活場面のシミュレーションや十分な打ち合わせをしなかったという、設計の問題があります。


要は、長い老後、夫婦二人でどんな生活を送りたいのか、さらにどちらかが欠けた場合なども踏まえ、将来の経済と心理状況を予想しながら、方針をしっかりと心の中に持って二世帯住宅を考えることが大切です。


2世帯住宅についてのコラムは、リフォームHPのコラム、世代ごとの家づくりでも詳しく解説しております。ご参考までに。



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