店長のための「言える化」推進計画(その10) - コラム - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター
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店長のための「言える化」推進計画(その10)

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「メンバーがお互いに協力し合えるようなチーム作りを心がけている」
「チームメンバー間の役割と責任を明確にしている」
「関係者にはいつも最新情報を伝達している」
「チームがチームとして達成したことを認め、それを称えている」
「チームに熱意、興奮、献身の雰囲気を作り上げている」

これは、私が実施している「360度評価」の7つ目のブロックの質問です。質問のテーマは「チームの力を最も効果的に発揮する」です。昨日お話しした「チームワーク」に続いて、「リーダーが如何にチームの力を高めて成果を上げようとしているか」について、部下に尋ねているブロックです。この360度評価では、全40問中、9問が「チーム」について評価を求めています。「チームワーク」を高めるために「リーダーシップ」は、それだけ重要な要素なのです。

リーダーとは、チームを率いるのが役目です。そのチームの力を引き出し、チームの力を最大限に活用したひとだけが、最高の成果を上げられます。逆に、チームを効果的に機能させることの出来ないリーダーは、もうリーダーの資格はありません。それが出来ないのならば、何らかのしがらみや成り行きでリーダーの役目を担っていても、とっととリーダーの役目をもっと出来るひとにゆずって、自分は退席した方が良いでしょう。

とは言え、そんなリーダーでも、「今までは良い方法を知らなかっただけ」「これからもっと良い方法を身に付ければ立派にリーダーシップの役目を果たすことが出来る」と、私は思っています。リーダーは「生まれつき」や「素質」ではありません。「技術」です。キチンと学んで、素直にそれを実行すれば、「リーダーの役目」を果たすことが出来るのです。

今回、この店で行った360度評価では、スタッフリーダーのリーダーシップの強引さが、際だって厳しく評価されていました。でも、それは彼女が「そうせざるを得ない」状況にあったからなのです。元はと言えば、そうなってしまったのは、その店の最高責任者である「店長」の問題で有り、責任なのです。たしかに、Aさんの言い方、無責任な態度は、認められないし褒められもしません。しかし、そう追い込んだのは店長です。店長が右腕であるスタッフリーダーの苦しみを理解してあげれば、もっと落ち着いたリーダーシップをAさんは発揮する事が出来たはずなのです。

店長達の360度評価アンケートに回答したスタッフ達は、そのことを非常によく見ていました。実は、この「チームワーク」についての評価は、店長も非常に低い評価点しか取れていないのです。Aさんのリーダーシップをもっと良くするために、店長は「チームワーク」をもっと高めて欲しいと、スタッフ達はこの評価で訴えていたのです。本当にスタッフ達って、上司の発言や行動をよく見ています。なめちゃあいけませんね!

Aさんは、正しくチームを率いるリーダーシップのスキルを身に付けないままに、スタッフリーダーの役目を担っていました。もちろん、この店を良くしよう、お客様に喜んでもらおうという気持ちはたくさん持っていました。しかし、残念なことに、店長との意思疎通が上手く行っていませんでした。もっとも意思疎通をしっかりして、同じビジョンとプロセスを共有しておかねばならない、トップとナンバー2が、お互いに相手の意見と違う考え方を主張していたのです。そして、お互いの違いがあるにも関わらず、スタッフには自分の考えで指示するもんだから、スタッフはたまったもんじゃあなかったのです。その為、店の中には店長とスタッフリーダーその間にギクシャク感があり、スタッフは店長に対してもそれに対応するアンケートには厳しく反応しました。

特に
「メンバーがお互いに協力し合えるようなチーム作りを心がけている」
「チームメンバー間の役割と責任を明確にしている」
「チームに熱意、興奮、献身の雰囲気を作り上げている」
この3項目については、シビアな反応を見せていたのです。

先ほども言いましたが、本当にスタッフってよく見ています。リーダーシップスタイルに難のあるAさんだけではなく、それを指導し切れていなかった店長に対しても厳しく評価しました。くれぐれも言っておきますが、スタッフをなめてはいけません。そして、店長も、スタッフリーダーも、スタッフに支えられているんだ!と言うことを忘れてはいけませんよね!

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