- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
個室は小さくても狭く感じない - 寝室
-
これまでの仕事
[ 2世帯住宅・北向きの家 ] No.4(ナンバーフォー)
2008-07-17 21:47
NO.4(ナンバーフォー) という名前をつけた家です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この家には7人が住みます。さらに将来もう一人増える計画です。
3階は、夫婦の寝室と子供部屋2つです。(あと、廊下とちっちゃなトイレがあるだけ)
寝室の面積は約4.5帖。・・・・数字だけみると 狭い ですね。
一応、1間幅(1.8m)のクローゼットを作りました。それだけでも、収納量は十分かもしれません。
けれど、この部屋には、実は3帖ほどの収納スペースがあるのです。
それは・・・・床下収納!
床下収納といっても、木造のイメージで 床の下に収納がある、というのではありません。
鉄骨造の建物ですから、床の下はすぐコンクリートのスラブがあります。では、どうなるかというと・・・床を上げて、その下を収納にするのです。つまり、3帖ほどのベッドを作った、という感じです。
その部分の床板はふたのように作ってあるので、(ほぼ)全部が取り外す事ができます。そして、その下全部が収納スペースになります。
これで、面積が小さくても、収納量はとても大きくなります!
さて、問題は、4.5帖の部屋が狭くないのかどうか。。。。
はっきり言って、、狭くありません。。。正確には、狭く感じません。
寝室の廊下側の壁は下半分が壁で上半分はガラスです。
廊下に面しているというか、階段室の前なので、ガラスの先には、広いスペースを見る事ができます。
トップライトが目の前にある感じですので、ある意味、窓 と同じです。
もちろん、そのガラス部分にはブラインドをつけました。
小さな家でも、必ず階段や廊下など、広がりのあるスペースがあるものです。それらをうまく使えば、部屋が小さくても狭さを感じません。
NO.4(ナンバーフォー)
志田建築設計事務所