- 見波 利幸
- 主席研究員
- 東京都
- 主席研究員
-
03-6403-3325
対象:対象者別研修
- 松本 耕二
- (研修講師)
- 松本 耕二
- (研修講師)
キヤノンMJ ITグループのエディフィストラーニング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大江由紀夫、以下「エディフィスト」)は、定年延長/再雇用制度が職場にもたらす問題点と対策について2014年5月30日に講演を行います。
エディフィストでは、定年延長/再雇用社員(以下、シニア社員)に対する200件を超えるカウンセリング、及び同制度に関する企業へのコンサルティングを行うことにより、2013年4月の改正高年齢者雇用安定法施行以降、現場で起こっている実態を明らかにしてきました。
同法の施行以降、シニア社員のモチベーションは大きく低下しています。これは、同法に雇用条件に関する規定がないために、シニア社員の労働条件が大幅に低下するなど、法制度上の問題が大きな要因となっていますが、それ以外に、シニア社員のモチベーション低下が発生している原因は、大きく3つに分類することができます。
1.企業の環境・状況面
「働く意味を喪失してしまう働かせ方」、「仕事内容・役割について管理者との合意形成がない」などの環境・状況面の不備がモチベーション低下の土台を作り上げている。
2.周囲の意識
「どうせ直ぐに辞めるのではないか」、「一から教えるのは面倒だ」などのシニア社員に対する周囲の暗黙の拒絶がモチベーション低下に拍車をかけている。
3.シニア社員自身の意識
「仕事を好き嫌いで選ぶ」、「大変そうな仕事は拒絶する」など、回避傾向、依存傾向、他者配慮性のなさなどの個人的な背景要因が複合的に絡み合い、問題を大きくしている。
生産年齢人口に占める高齢化率は2030年に31.8%、2050年に39.6%と試算されています。企業の年齢別人員構成に占める60~65歳のシニア社員の割合も、今後ますます増加することになります。抜本的な対策には国レベルでの取り組みが必要となりますが、今、企業でできる効果的なアプローチもあります。
そこで、『劣化するシニア社員』(日本経済新聞社刊)の著者であり、シニア社員に対するカウンセリングや企業へのコンサルティングを行ってきた、エディフィストの見波利幸より、シニア社員のモチベーション低下に関して、企業の環境・状況面と周囲の意識についての効果的なアプローチを紹介し、さらに、シニア社員を6つのタイプに分類し、タイプ別の解決策を具体的に提言します。
エディフィストでは、2014年度において研修及びコンサルティング対象企業として50社を見込んでいます。必要なアプローチをとることで、シニア社員のメンタルヘルス不調を防止し、やりがいを持って雇用継続され、経済的な安定が期待されます。また、企業レベルでは職場のストレスの軽減、人間関係の改善、生産性の向上へ寄与し、結果的に国レベルでは超高齢化社会でのシニアの雇用継続、シニアの医療費の削減、年金支給までの経済的安定に結びつくものであると考えます。
■講演内容
「定年延長/再雇用制度が職場にもたらす問題点と対策」
~シニア社員の活用で企業は驚くほど成長する~
①傍若無人に振舞うシニア社員の実態
②問題となる背景要因
③シニア社員本人の職場不適応のケース
④環境・状況面の問題と解決に向けたアプローチ
⑤周囲の意識の問題と解決に向けたアプローチ
⑥「価値観の創造」の重要性と解決に至った事例
■実施概要
○対象者:経営幹部、人事、部門長、人材開発、企業内健康管理スタッフ、管理監督者
○開催日程:2014年5月30日(金)15:00-17:00
○会 場:キヤノン S タワー3階キヤノンホール S(東京都港区港南2-16-6)
○受 講 料:無料
○受講申込:https://www.edifist.co.jp/mt/course/HS105
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このコラムの執筆専門家
- 見波 利幸
- (東京都 / 主席研究員)
- 主席研究員
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