現在販売されている投資信託の中に
通貨選択型の投資信託が多くあります。
投資対象が同じでも投資する通貨を変えて
為替でも利益を出そうとする投資信託です。
これらの投資信託では
手数料無料で通貨を変更できる商品もあります。
その時々の環境に応じて変更ができること自体は
投資家にとって有利ではあります。
しかし、注意すべきことは、
実は通貨選択型において、
通貨の選択を変更するということは
投資信託の買い替えを行っていることになります。
いったん、現在保有している投資信託を売って、
その売却代金で新しい投資信託を購入していることになります。
投資信託の名前が一緒だから
ついつい通貨だけの変更で投資信託自体は
従前と変わらないと思っていると税金で痛い目にあいます。
税務上、通貨の変更ごとに
売り買いが行われていると認識しますので、ご注意ください。
このコラムの執筆専門家
- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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