おトクな方法ばかり選ぶと、ハマる法則。

もはや語るまでもない不朽の名作「スーパーマリオブラザーズ」。

ファミコン、スーファミ世代の僕にとって、この画面を見るだけで、あの音楽が蘇ります。＾＾

ちなみにこの画像は、ステージ３－１のゴール直前。

無限１UPの場面です。

無限１UP（むげんわんあっぷ）とは、その名の通り、主人公の残機数を無限（一応９９機まで）増やせる、いわゆる裏ワザ。

これ、成功するとめちゃくちゃ気持ちいいんです。（笑）

でも、実は無限１UPに夢中になって、タイムオーバーして結局死んでしまったり、裏ワザなので、途中でバグってゲーム自体が進行しなくなったりすることもあります。^^;


で、今日言いたいことはここから。（笑）

このマリオのように、おトクな方法（無限１UP)ばかり取り過ぎると、逆にハマって（マリオ死亡やバグる）しまうことが、住宅ローン選びにも言えるんです。

住宅ローンには、ローン金利というものがあります。

毎月の返済には必ず利息が含まれているんですね。

利息は「①残高×②金利×③期間」で決まりますので、無駄な利息を払わないようにするには、この３つの要素を減らす対策を採ればいいわけです。

①残高を減らす方法として、繰り上げ返済があるのですが、その繰り上げ返済の方法には

●期間短縮型

●返済額軽減型

の２種類があります。

詳しい解説はここでは省きますが、期間短縮型の方が利息を軽減する効果は高いです。

②金利に関しては、いろんな金融機関を調べて一番低いところを選ぶ・・・

③期間も最初から短く設定していた方が、無駄な利息を払わなくていい・・・


といった感じで、おトクな方法を全て採ると、確かに総返済額はピカイチに少なくなります。

でも！

期間短縮型の繰り上げ返済を繰り返すことによる、将来の子供の教育資金不足や、返済期間を短く設定しすぎたことによる毎月の返済額の増加で、家計収支を悪化させてしまうことが多くの家庭で見受けられるんです。

昨年までは、モラトリアム法というのがあって、返済ができなくなってもある程度は猶予してもらえていましたが、もう今は待ったなし。

返済が滞ると、差し押さえという事態になりかねません。

また、返済の遅延行為は、借り換えをする際に借り換え先の金融機関の印象が非常に悪くなり、審査が通らなくなることも。

つまり、こういう事態に陥る方は、利息軽減というおトクな方法ばかりに気を取られて、「長く安心して返済する」という視点が抜け落ちてしまったんですね。

「長く安心して返済する」には、きちんとしたライフプランが必要です。

家族構成、働き方、教育プラン、資産状況などを考慮して、老後を迎えるまで安心して支払っていける額を決めてから、ローンを選ばないといけませんよ。

スーパーマリオはバグってもリセットできますが、住宅ローンはリセットできませんから。

慎重に選んで下さいね。

どういうローンにしたらいいのか？不安な方には、ご相談も承っています。＾＾

最後までお付き合い下さりありがとうございました。

ファイナンシャルプランナー 藤原 良



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