- 松岡 在丸
- 松岡在丸とハウジング・ワールド
- 東京都
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
人生の四大資金と言えば、教育、保健、老後、そして住宅。
どれも莫大な額を人生かけて支払うことになっています。
その中で、多くの方にとっては「住宅」が一番最初に取り組むプロジェクトになります。
この場合の「住宅」とは、一戸建てかマンションかという議論ではなく、「どういう住まいを持つか」ということ。つまり、仕事に就いて実家を出るという時点で、一番最初に直面するのが「住宅の支払い」ということになります。
家族を守る保険
生命保険や医療保険など、家族のために必要な保険。しかし、健康を維持し、いつまでも元気で過ごせることに越したことはありません。
その中で「家」の持つ影響力が健康面に及ぶということについて、様々な専門家が警鈴を鳴らしています。空気質、精神衛生などを考えると、シックハウスや日当たりなど、後からは変えられない、押さえるべきポイントがあります
いつ、どのタイミングでも保険を契約できやすくなるために、健康にも影響を及ぼす住宅の選択は重要なんです。
子供への投資となる教育
子供には良い教育を受けさせたいというのは、親である者のすべての願いかも知れません。
こうした教育が学校で受けるのかもしれませんが、実際にはよく勉強できる子供の多くは、自宅の環境がとても良いことが指摘されています。
家族がおおらかであること、天井が高く広々していること、リビングで親がいる前で宿題をすること、など。
こうした住環境が整っているのかどうかは、子供が教育面でどれだけ成長するかに大きな影響を与えるんです。
いつまでも自分らしくありたい老後
老後の生活について、蓄えをしていかなければなりません。
デイサービスに通ったり、通院したり、身体の動きが悪くなることに伴って家の中を動きやすくしたり。
当然のことながら、家が過ごしやすい、介護しやすい・されやすいという環境であることが、家族全員の安心感につながることも少なくありません。
住宅を建てる・買う時点で、老後の生活に掛かる負担を見越した選択をしていることとしていないことでは大きな違いがあることは明白です。
住宅はすべてに影響する
教育、保険、老後、はそれぞれ独立した考え方のように感じますが、住宅はその3つすべてに影響を及ぼすものであり、他に先駆けて始まるもの。
その意味では、社会に出る前からしっかりと「住まい」の重要性を認識している必要がありますが、残念ながらそうしたことを教えてくれる人は家でも社会でも多くありません。
ここをご覧になった方は、ぜひとも「どんな家に住むかが人生を大きく左右する」という意識を持って、住宅選択に取り組んでいただきたいんです。
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