新人店長は「お互いに教える効果」を活用しよう - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月07日更新

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新人店長は「お互いに教える効果」を活用しよう

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「A君は、今日で3日目だね。昨日、このポジションは覚えたよね。じゃあ、今日2日目のB君にここを教えてあげて下さい。」

私がマクドナルドの店長時代に、新店オープンをしたときでした。オープンから1週間たち、他店舗からのヘルプスタッフが全員引き上げてしまった後に残されたのは、3人の社員と50人の新人達。一番ベテランのスタッフで経験は7日。その日は初めての日曜日。そんな新人だらけの店に、その日に初日を迎える新人や2日目の新人がゾクゾクとシフトインしてきました。

店の中にずらりと並んだ新人達・・・正直、私の気持ちは「さあ、どうするべえかね~~」と、超困惑状態!でも、こう言う時にすぐに開き直れるのが私の「強み」。悩んでいてもお客様はやってきます。この戦力で最高の店舗運営をしなくてはなりません。で、次々と冒頭の様に指示を出していったのでした。

その日一日、私が言い続けていたのは、「3日目のスタッフは2日目のスタッフを、2日目のスタッフは今日初日のスタッフの面倒を見て下さい!」という言葉でした。

ベテランがいれば、自ずと新人教育はそのベテランの仕事になります。しかし、一番のベテランが、キャリア1週間。なので、キャリア1週間はこの店ではもう立派なベテラン。年齢にかかわらず自分よりもキャリアの浅い後輩の面倒を見なくてはならないと言うことにしたのです。でも、苦肉の策のこの仕組みが、結果的に、この店のトレーニングシステムとチームワークを育てていきました。

その日から、「3日目のスタッフは2日目のスタッフを、2日目のスタッフは初日のスタッフを」の合い言葉で、また、1週間前後の新人スタッフ達が、自主的に自分が覚えた新しいポジションを後輩達に教えて行く仕組みが出来上がったのです。数日経つと、入店は先輩なんだけれどまだできないポジションがあったり、後輩なんだけれど出来るポジションがあったりと言うずれが生じます。でも、それもこの仕組みで簡単に解決してしまいました。入店のキャリアでは無く、各ポジション毎のキャリアや熟練度でスタッフ達はお互いをトレーニングするようになったのです。

マクドナルドには、「自分が学んだ事を自分の身につけるには、それを3人の人に教えれば良い」という教えがあります。このグランドオープンの店は、自然(と言うか実際は無理矢理)とその仕組みを取り入れていました。そして、新人達は自分達で学び教え成長するという理想的なトレーニングシステムが出来ていったのです。

最近、私のところには、「部下にトレーニングするのが難しい」とか「アルバイトがなかなか仕事を覚えてくれない」という店長からの相談が舞い込みます。でも、それって、指導する側の店長に甘えがあるとしか思えないのです。だって、新人のスタッフ同士で教えあう、いや教えあわざるを得ない状態になったら、みんな必死で何とかしようとしたのです。彼らは教え方のトレーニングも充分に受けてはいなかったのです。でも、なんとかかんとかやっていました。「部下を育てたい。」「スタッフに成長してもらいたい。」「仲間に自信を付けてもらいたい。」そう言う気持ちがあれば、新人でもベテラン並みの「育成力」を発揮するものです。そして、それが彼ら自身を成長させていくのです。

あなたがもしも、スタッフ育成に悩んでいるのなら、あなた自身がもっと必死で部下の面倒を見れば良いのです。全員が新人・・・そんな状況を想像してみて下さい。今の方が楽勝な気がしませんか?大丈夫です。きっと、素敵なスタッフが育ちますよ。だって、あなたは、3日目の新人よりもベテランでしょ?

 

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