【最幸ビジネスモデル】問題の作り方。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最幸ビジネスモデル】問題の作り方。

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 【最幸ビジネスモデル】  2013.11.11 No.0737
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先日、20代のお友達とお茶していた時に
子ども時代の話になり、
彼女(Mちゃん)から聞いた話し。

Mちゃんは休み時間などは
校庭などで体を動かしたり、
お友達と遊んだりするよりは
一人で本を読んでいたかったそう。

けれど、担任の先生が
「いつも一人でいる。
 お友達が作れない子なのだ。」
と思い、
クラスで特に活発な女の子二人に、
休み時間などはMちゃんを誘って遊ぶように
と頼んだそうだ。

それから、Mちゃんは
一人でいたいのに
いつも活発の子たちと駆け回らなければ
ならなかったのが苦痛だったと。

そんな話を聞いたあと、
先週はママ友の家に遊びに行った。

娘さんが小学校五年生の時に
学校から呼ばれていくと

「いつも一人でいるから
 なじめないのではないか?
 友達がいないのではないか?」

という話しだったと。

その家庭はとてもオープンで
何でも本音を話し合える環境だったので
親子のコミュニケーションはばっちり。
その娘さんも
友達がいないのではなく
その時間を一人で過ごしたいから
過ごしているだけだったそうだ。

休み時間なのに
一人でゆっくりすることすらできない(爆)

友達と鬼ごっこしたりドッチボールしたり
することが楽しい子は、それをしたらいいし
一人で本を読みたい子は本を読めばいい。
何も問題がない。

そして、

「なんか一人でいると
 友達がいない可哀想な子」

「友達を作れない問題のある子」

というレッテルが貼られるような雰囲気。

それが問題のないところに
問題を作っている。

実際に
「本当は遊びたいのに中に入れない」とか
「心理的な何かが影響して友達が作れない」
などの場合と、
「一人を楽しめている状態」というのは
明らかに明確に分かるし、

分かったとしても
(それも憶測だから)
分からないとしても
何はなくとも、
その人の事はその人本人に聞けば良い。

Mちゃんの例だと
「いつも一人で本を読んでいるけれど
 友達とは遊ばないの?」など
言葉は何でもいいけれど
素直に思っている事を
本人に直接聞けばいい。

その時のコミュニケーションで
より、その子の事が理解できるだろう。
たくさん、話せば話す程
言葉ではなくて、
表情や雰囲気や声や姿勢
などから情報はたくさんもらえる。

いや、
そもそも、心の交流が生まれれば
もう、それ自体が
素敵な時間になる。

 本人に聞いた場合であっても
 「本人はこう言っている」
 というように言葉(表面)だけを
 捉えて、交流というか循環というか
 そういう事をしない人も中にはいるが。

憶測とレッテルが、
そこにはない問題を創り出している。

さらに、
こんな憶測やレッテルを張られてしまったら
嫌だなぁという不安も
問題を創り出している。

これは学校の話なので
分かりやすいが
実は日常で同じ事がたくさん起こっている。

「あー。困った。」
「あー、問題だー。」
と思う、
そのほとんどは勝手に創り出した問題
である事がほとんどだ。

ほーんの少し「視点」を変えて
「問題」を捉え直したら
問題そのものが消滅する事は
非常に多いもの。

「みんなそう考える」と、
思い込んでいる常識(幻)や
勝手なレッテル
(自分に対しても他人に対しても)
が、様々な問題を作っている。

たとえば、
私の子どもは、
「日本一小さな赤ちゃんです!」
と先生から言われた時に
私は純粋に
「やったー!」と、喜んだのだが、
その瞬間、
「お母さん!そこは喜ぶ所ではありません!」
と叱られてしまった体験がある。

それも
あー、小さくてどうしようと捉えたら「問題」
やったー!と捉えたら喜び。

そして
その場の雰囲気が
「問題だ」という雰囲気だと
問題と捉えている顔をしていないと
叱られてしまう、という2次災害が(爆)

という「たとえば」は
日常でいくらでも挙げる事ができる。

ほとんどの人は
「問題」を作る事がだーーーーい好きなのだ。

好きで作っているのだから、ほっておこう。

捉え方や考え方も
すべて自分の選択だから。

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■今日のまとめ

 憶測とレッテルが、
 そこにはない問題を創り出している。
 
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