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閲覧数順 2016年12月10日更新

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各国語会話のできる観光ガイド養成から始まるインバウンド

ベトナム中部の世界遺産の街「ホイアン」に、着地型観光の「先進地視察」に行ってきました。

ベトナムは、近年、日本人旅行者数の伸び率ナンバーワンを争う人気観光地。いまやインドネシアを凌ぎ、アジア第6位にまでなりました。

その中部といえば、王朝時代の古都フエやフランス統治時代の風情を色濃く残す港町ホイアンといった世界遺産の集積地。そのため欧州や韓国等から直行便も飛び、日本からの直行便も期待されています。

そこで視察・体験したのは、ベトナムの農家体験や料理教室、離島への冒険ツアー等、多種多様な現地発着ツアー。英語を話せるベトナム人ガイドが案内してくれます。そのツアーを楽しむために観光客は数泊滞在します。

国としても、英語だけではなく、大学等で日本語を学んだ方に観光の基礎を教える1年間の講座を主催し、日本語ガイドを養成しています。そして、ガイドが一定数育った時点で、日本への直行便も開設するとのことでした。

この点、日本と逆だと思いませんか。

日本では、航路開設が先、ガイドやツアーは後。加えて、観光を学んでも外国語はしゃべれない。

果たしてこれで、オリンピックが招致できたからといって、外国人客は増え続けるでしょうか。大きな疑問です。
客数を伸ばすには、初回客だけではなくリピーターを増やすとともに、滞在日数・時間の増加が必須。日本ではそのための戦略が不足しています。

ベトナムでは、まず外国語を学ぶ人を増やし、続いてエリア観光の基礎を教えてガイドを養成し、最後に航路を開設。この手順は日本でも大いに学ぶべきかと思います。今のままでは、人材不足が露呈するのは明らかです。

今月12日、高山で通訳案内士がガイドする現地発着ウォーキングツアーが始まりました。やっとベトナムと同じレベルのことができるようになったといえましょう。ただし、通訳案内士の数は英語に偏り、都市部に集中しています。地方都市のアジア各国語のガイドは、通訳案内士に頼っていられないのが実情ではないでしょうか。

また、日本では現地ガイドをボランティアに依存し過ぎています。年金制度も変わる今後、ガイド業できちんと稼げる制度や活用の仕組みを考えていくべきだと思います。ガイド不足が日本の着地型観光の阻害要因でもあるのです。

ベトナムの訪越外国人も1,000万人に達しようとしています。

(トラベルニュース「井門隆夫のCS宣言」9月25日号より)

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