ただ身体の深部から温める必要があるので、岩盤浴、ゲルマニウム温浴等が 効果的とされています。 身近なものではお風呂の入り方を一工夫することでこの「ヒートショックプロテイン」が体内で増えるというデータがあります。 その方法とは・・・・ ⑴入浴前に水分を取る。 ⑵ 42℃のお湯に10分浸かる。 41℃なら15分 40℃なら20分 入浴中の温度が落ちない様に湯船の蓋は閉める。 半身浴がお好きな方はプラス5分で入っていただきます。 ⑶入浴後は上がった体温を保持する。タオルケットやバスローブを体に巻いて10~20分保温します。保温中に冷たい飲み物を飲むのは我慢します。 ⑷保温後は自然に体温を戻す。 以上の流れで入浴して「ヒートショックプロテイン」を増やして冷え対策をしてみてはいかがでしょうか。 先日、「テルマエロマエ」というお風呂を題材にした映画を見ました。 そのお話の中でオンドル温浴という小屋の中に入って温かい床の上に寝て身体を癒すというものが出てきました。 その温浴をすると戦士たちが傷を負ったり戦いの疲れが早く取れるというのです。 その原理は、最近でいわれる「ヒートショックプロテイン」が増えた事によって体の回復が早まっているという事なんだと頭の中でつながりました。 私たちの体の約60兆個の細胞のほとんどはタンパク質で出来ています。 体の細部まで意識を向けてみる機会を作ってみてはいかがでしょうか。 鍼灸師 小澤 麻葵子
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