- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
私は日頃、広報担当者であるお客様の愚痴を努めて聞くようにしています。
私の経験上、広報担当者には相談者がいない、社内評価が明確ではないなどとガスが溜まっているケースが少なくなく、どこまで出来るかはごく限定的だろうとは思いますが、ガス抜き(受け)と方向修正を意識的に行っています。
別にガスは広報担当者のみならず誰しも溜まるもので、当然愚痴も吐くでしょう。
しかし広報担当者の愚痴には思わぬマイナス効果があります。
以前、あそこの会社の広報は愚痴が多い、と記者から聞いたことがあります。
記者からすると広報担当者はその会社のある意味代表者のひとりであり、鏡として見ています。広報担当者を通じて会社の状況や雰囲気などを読み取ろうとします。その際、いつも不満や愚痴をこぼしていたらどうでしょうか?
その会社の広報と付き合い難いと思われるばかりか、人材不足や社内が疲弊しているなどとかなりのマイナス情報を発信していることになります。
また対社内で愚痴をこぼした場合も同様です。広報は例え管理職でなかったとしても位置づけとしてはトップに近い存在であり、少なからず各部門には入ってこない多くの重要情報を把握していると思われています。
そのような位置に属する担当者が活き活きと働いて当然だろうと思いますが、不平不満などをこぼし、マイナスのオーラを醸していたらどうでしょうか。社内の空気をいち早くキャッチして対策を講じる必要のあるべき広報が、逆に積極的に負の空気をまき散らしていることになります。
広報担当者は職域が広い、雑用も多い、社内調整が殆どで帰りも遅いという方々が少なくなく、ストレスも溜まりがちだろうと思いますが、対外的にはもちろんのこと、対社内に対してもある意味「公人」であるという意識も必要に思います。
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