- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
お子さんが楽しそうにしている姿を思い描く
30代 40代 のご家族の家の場合、お子さんは、1歳から4歳くらいという場合が多いです。
設計する時に施主ご夫婦のご希望を聞き、それを元に家を考えるのですが・・・・
それとは別に、私は もうひとつの大事にしている事があります。
それは
その家で お子さんが楽しそうにしている姿を思い描きながら考える
という事。
どんな事を考えたか、、、いくつかご紹介します。
階段の脇に作った障子を開け、お子さんが部屋に飛びだす姿を思い描いた家
この家は、南側のお隣が隣接しているために、1階のリビングは暗い部屋でした。
それを少しでも改善するために、2階に入る光を階段を通して1階に導こうと考え
そのために、階段とリビングの境の壁を無くし、そこに障子を入れました。
一番の目的は、「光を取り込む」 なのですが、
お子さん(男の子)が大きくなったら、その障子の部分から飛び出してくる姿を描きました。
もう小学生ですから、1度や2度はやってくれているでしょう。
窓台を作り、お子さんふたりが仲良く座っている姿を思い描いた家
隣地の緑地に面して窓を作りましたが、その窓を床から1段上げ、窓台を作りました。
丁度腰掛けるのにいい高さで、かつ、それはお子さんが小さいうちは、机代わりになるのです。
小さなきょうだい2人が、仲良く並んで腰かけていたり、そこで絵を書いていたり姿を想像しました。
だけど、施主のアイデアで、作り付の机に長椅子を置かれたのですが、
どうもそっちが、そのような使い方になってしまいました。
思いを語り合い 育て 実現する家作り
新築住宅設計 住宅・マンションリノベーション/リフォーム設計
企画住宅小さな家:LWH 賃貸再生
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