- 佐藤 陽
- FPオフィス ケルン
- 千葉県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
こんにちは。住宅ローン専門FPのさとう ようです。
4月になり、新年度ということで「気持ちも新たに」と気を引き締めた方も多いのではないでしょうか?
僕も今年度の活動方針のようなものを決めました。この気持ちを忘れずに進んでいきたいと思います。
さて、前回に引続き「住宅ローンと健康」についてお話します。
前回、健康でないと団信には加入できないから、住宅ローンを組むことが難しくなると書きました。
健康で団信に加入できたとしてももう少し健康絡みで考えておいた方がよいことがあります。
それは「就業不能リスク」です。
もし住宅ローン返済中に重い病気が見つかり、長期の入院をすることになったとしたら、返済は続けられますか?
サラリーマンの方ならまずは有給休暇があり、その間は収入が保障されます。会社によっては有給休暇をすべて使い切った後に病気療養のために使える有給休暇制度があったりします。有給休暇を消化して、休職や欠勤扱いになり、会社からの給与が支給されなくなると健康保険から給与のおおよそ3分の2の金額の「傷病手当金」が最長で1年6ケ月支給されます。(正確には標準報酬日額の3分の2です)
一方、国民健康保険に加入している個人事業主の方はそもそもこの手当は「任意支給」ということで、必ず支給しなければいけないものではないので実際には支給をしている国民健康保険はほとんどないようです。つまり、収入はすぐに途絶える可能性が高く、自らの貯蓄などで賄っていく必要があります。
「就業不要リスク」は病気だけではありません。
突然の事故による怪我や後遺症により要介護状態になることでも就業不要になるかもしれません。
先日も通勤途中での事故が原因で「脳機能障害」の後遺症が残ったという方とお会いしました。
加害者側から何千万円もの賠償金をもらったので、住宅ローンは最悪、完済することも可能ですが、後遺症の影響で味覚と嗅覚を失ったということです。
運の悪いことにご職業が「料理人」なので、この後遺症は致命的です。料理を作っても味もにおいも分からないんじゃ仕事ができません。
この方は幸い(?)お店の運営側に回ることで、仕事は違った形ですが継続ができるようになりましたが、仕事も継続できないような状況になったらどのようなことになってしまったか・・
長い人生、住宅ローンの返済だけが全てではありません。むしろ他に楽しいことがたくさんあるでしょう。
でも、それも継続した収入があればこそです。
万一、継続した収入が得られなくなったときにどうすることができるのか?ということも想定しておくことも大切だと思います。
逆にそうならないためにどうしたら良いかなんて視点での生活の見直しも必要かもしれません。
ちなみに上記の「就業不要リスク」に対しては皆さんならどのような策が考えられますか?
こういったことも含めた住宅ローン相談はこちらまでお問い合わせください。
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