- 真鍋 貴臣
- 香洋ファイナンシャル・プランニング事務所 代表者
- 香川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
【記事抜粋】
新入学生の親が選ぶキャリア、安心・安全・低料金でau……子どもが選ぶ端末は iPhone
4月から学校は新学期。子どもにスマホを持たせるべきか、どんなスマホを持たせたらいいのか、どう使わせたらいいのか。親の悩みはつきない。
サーベイリサーチセンターは25日、「新中学生・新高校生のケータイ・スマートフォン実態調査」の結果を公表した。調査期間は2月8日~2月14日で、今春に新中学生・高校生になる子
どもがいる男女2,880名から回答を得た(有効回答数:2,000件)。
(以下、http://www.rbbtoday.com/article/2013/02/26/103649.html参照)
【抜粋終了】
私の住んでいる田舎でも、高校生がスマホをいじっている姿をよく見かけます。
というのも当然で、現在各携帯キャリアから発売される携帯機種のほぼすべてがスマホ、いわゆるガラケーを探すのが難しくなってきました。
であれば、機種変更の際にスマホを選ぶのが自然の流れとなりますし、現在の新規獲得戦争のような状態では、機種変更して同じキャリアを使い続けるよりも、MPNで他社に変わって各種特典やキャッシュバックを受ける方が、メリットがあると感じます。
また、各キャリアともにスマホ+LTE系通信サービスを契約した方が、ガラケー+3G契約をするよりも「値引率」が高く、「折角新しい携帯にするなら…」という心理的バイアスも働いて、スマホの契約に至るケースが多いようです。
こうして、世の中にはスマホをいじる中高生が量産されるわけなのですが、その是非は置いておいて、これを家計という観点から見た場合どうなのかについてお話ししたいと思います。
スマホにした場合の維持費は「機種代+基本代+パケット定額+オプション代ー値引」となります。
これは、ガラケーとほぼ同じ費用体系なのですが、スマホは一般的にガラケーに比べて「パケット定額」の金額が上がります。
また、あまり注目されないポイントとしては、ガラケー(特にドコモ)であれば通話時間当たりの料金が割高であることと、ガラケーでは「当たり前」についていた「無料通話」が、スマホ(LTE系サービス)では用意されていないことなどが挙げられます(同じキャリア間で通話無料にするオプションは有料で用意されている)
結果としてガラケーと同じ感覚で通話すると、これまでよりも高い通話料を支払うようなケースが多くなります。
つまり、ガラケーからスマホにするということは
「パケット定額が割高になる」
「通話に関する費用が高くなる」
という2重の出費増を負担することになるのです。
しかし、スマホに変えてやっている事といえば…ネットとフェイスブック、ツイッターぐらい?という方も多いのではないでしょうか?
費用対効果という観点に立つならば、ガラケーからスマホに変える事に伴って得られる効用が、その費用を上回らないといけないのですが…果たしてどうでしょうか?
確かにフェイスブックやツイッターといったSNSはコミュニケーションの観点から重要ですが、費用対効果という観点からは、再度考えてもいいのかなと思います。
ちなみに、私はガラケー+7インチタブレット(wi-fi)を利用しています。
通話は頑なにガラケーを固持し、ネットやSNSは職場のwifiを利用してタブレットで行っています。
もし外に出る事があっても、最近はwifiに困ることがありませんので、ネットは基本タブレットで行います。
なので、月の携帯代金は3千円を超える事がありません。
なお、どうしても子供がスマホにしたいという方は、ソフトバンクが行っている「スマホタダ割」を活用するのも手だと思います。
(スマホタダ割⇒http://mb.softbank.jp/mb/campaign/sp_free/)
ただし、機種変更のタイミングや子供の説得などが必要だとは思いますが。
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