- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
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健康志向も手伝ってか海外で和食人気が高まる中、最近徐々に日本酒の評価も高まりつつあるようです。
香りや味が深く、和食でなくとも洋食との相性も良く、何れは世界的にもワインと同等の位置づけになる可能性もあると海外から評価されているとテレビで報道されていました。
一方日本では、国税庁の発表によると酒類の2010年度の国内出荷比率は、
①ビール 32.7%
②発泡酒等 32.2%
③焼酎 10.9%
④清酒 6.6%
⑤ワイン 3.1%
⑥ウイスキー 1.1%
⑦その他 13.4%(みりん、ブランデー等)
海外で評価が上がっている日本酒ですが、日本での評価は6%台と低いことが解ります。
また特筆すべきは、ビールが発泡酒に変わりつつある他は、唯一日本酒だけがシェアを落としているという点。2000年度10.7%→2005年度8.5%→2010年度7.6%
日本酒の味や品質が低下しているならこの数字も理解できるが状況はむしろ逆であり、加えてインターネットの浸透も手伝い、なかなか手に入らなかった日本酒が容易に入手できる環境もになったにも関わらずである。
日本酒は日本独自のお酒であり言わば国酒でもあり、また伝統や米文化の象徴とも言える。それを自国民が評価できずに海外から高い評価を受けるというのはどういうことか。
同様のことが企業等にも言える。
自身の商品や企業自体の価値を余り評価せずに、多額の費用を投下して名前の連呼という安易な宣伝活動しているケースが散見される。
商品には並々ならぬ技術や想いが込められている筈。
もっとそのモノ自体の評価を行うことと同時に、社会的、歴史的な意義も含めて客観的な評価をおこない、価値に自信を持つことが何よりも重要だと思います。
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