外断熱工法の欠点と注意点とは??その2 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

深澤 熙之
昭和アルミ株式会社 
埼玉県
建築プロデューサー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

外断熱工法の欠点と注意点とは??その2

- good

  1. 住宅・不動産
  2. リフォーム・増改築
  3. リフォーム・増改築全般
外断熱工法の事について 外断熱工法の欠点と注意点 
実際に、北海道地区では内断熱工法による結露が原因でカビや住宅の木材の腐食が問題になり、外断熱工法でないと住宅が危ないという新聞や雑誌の影響で今上げた外壁材を外壁の仕上げ材として採用した家が北海道地震で、外壁がヒビが入ったり、重さで崩れ落ちてしまいました。

これは、専門家であれば容易に推測できるところなのですが、そういう事においても北海道の一般消費者は学んできました。

北海道では以前は内断熱工法による被害があるにもかかわらず、東北より九州までの本州では内断熱工法による高気密・高断熱がどんどん普及し、それが、北海道で外断熱工法が普及して、今その外壁の重さで問題になっているに、今 関東や本州で外貼り断熱工法がどんどん建てられていますが、地震がきたら、重さで耐え切れない住宅が殆どです。

重たい外壁材は地震には弱いですし、また、今あげた工法によるビスの使い方では断熱材を突き通してのビス止めのやり方では、外断熱で壁内には結露がでなくても断熱材の中や断熱効果のない外壁材と断熱材の間には湿気があり、結露も生じ、ビス自身にも結露がでますので、ビスは腐食してしまいます。

(アルミサイディングのつなぎ目のように、ビスが断熱材より中にはいるような構造なら話は別ですが)

また、外断熱工法の欠点としてあげるとすれば、外断熱工法は気密性を高めるには容易に高めやすいのですが、反面、湿気が中で蒸れやすくなるという事です。

理由は気密性が高いと壁内に湿気がコモってしまい、カビだらけになってしまう事です。