井元 雄一
イモト ユウイチグループ
腰の前湾カーブについて(生理わん曲)
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最近は「腰のカーブが大切」ということを色々な雑誌でも見かけるようになりました。
「腰のカーブがなくなると、腰痛になりやすい」ということも医師も言うようになりました。
私たちカイロプラクターの一部の先生たちは、ずいぶん以前から、人間の骨格の弯曲の重要性については言及してきたし、啓蒙もしてきました。 それが最近になって市民権を得てきたと言えるでしょう。
ところが、腰痛以外にも、腰のカーブがなくなることで色々な症状が起きることが分かっています。
脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などの腰部の問題は、物理的に見れば腰のカーブがなくなることが発生リスクを高めます。
それ以外にも、たとえば内臓疾患などにも影響を与えると考えられます。
今日は簡単にそのメカニズムをお伝えしたいと思います。
人間というのは2本足動物である以上、他の4本足動物と
背骨を比較してみた時に決定的に違うところがあります。
それは・・・
人間には腰の前彎(腰のカーブ)があり、
4本足動物には腰の前湾が無いということです。
つまり、どういうことかというと、
人間が二本足で立って生活するには腰のカーブが必要不可欠であり、
二足直立歩行をする上で獲得してきたようなものなんです。
もし、この腰のカーブが減少・消失することは2本足動物として
生きていくのにかなりの支障をきたすということなのです。
腰のカーブが減少・消失してしまった場合は、
むしろ退化した四足動物と同等の骨格状態ということになります。
つまり、2本足動物の脊柱バランスではないので、
その状態で二足直立歩行を行い、立って生活していれば、四つ足動物に無理やり立たせて生活させているようなもの。
そうすれば当然ですが、バランスが不安定になり筋力で支えるので、無理がかかったり、
重力により体重を支えている腰部に大きな負担がかかったり、
内臓が機能低下など身体に何らかの不調でてもおかしくはないのです。
もししっかりと腰の前腕カーブがあるということを確認したければ、
病院でレントゲンやMRIなどの画像診断を行うことを考えると思うが、
KCSセンターでのカイロプリントなどでも確認が可能だ。
その場合はX線の被爆侵襲性もないので、子どもでも安心して受けられる。
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