対象:心の病気・カウンセリング
34歳の看護師です。昨年、10月末に母を癌で亡くしました。まだ56歳の母で苦しんで亡くなったのでショックも大きいのですが問題は母が癌性のイレウスを発症した時に(抗癌治療を受けて帰ってきた日)搬送先を誤ってしまいその病院で適切な処置を受けることが出来ず、その上に母が癌と理解できていない看護師も多数おり人権侵害的な対応もされていました。何とか元々、見て頂いていた大学病院の主治医にお願いして20日後に大学病院に転院することができたのですが急性腎不全というまったく癌とは関係のない水分不足が原因の病気にさせてしまい自分は看護師なのに冷静に考えることができずにあくまで大学病院が満床なので抗癌治療を受けるためにお部屋だけ借りていた個人病院(母の主治医が週一回外来診察している病院)に搬送してしまい酷く後悔しており今もそれだけはうち消せません。仕事を理由に抗癌治療する母を弟や妹に任せきりにしてしまい主治医との話も理解できていなかったのも原因かと思われて思い返すたびに親を見れなかったくせにこんな私が他人を看護してもよいのだろうかと悩み苦しんで夜も眠れません。それに助からないとわかったとたんに患者の気持ちも考えずに他病院へすぐに転院させる薄情な大学病院や私は精神科の看護師なのですが一般の看護師は傷の手当てだけできればよいと考え心のケアができていない看護師を多数確認し非常に憤りを感じたのも事実です。色々、振り返ると知らず知らずに涙も出ます。元々、悲観的に捉える癖があるのでこの状況からどうして抜け出せばよいのかわかりません。助けてください。
ダメナ−スさん ( 和歌山県 / 女性 / 34歳 )
回答:1件
菅野 庸
院長・医師
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喪失体験は時間が解決してくれます。
まずは焦らないことと、あなたの責任ではないこと。
イレウスも腎不全も癌が進行すれば、いずれは発症するものでもあること。
今回の対応が適切ではなかったとして、では最善をつくしたらお母さまは
亡くならなかったのかなど、じっくりと事実を見直すことです。
でも、今は心を癒す時間が必要ですので休養することです。
ではあなたが仕事休んでお母さんの看病をしようとしたら、お母さんはなんと言ったでしょうか?
たぶん、あなたを必要としている患者さんが一杯いるので、仕事は休まないでほしい。
それが親孝行だと言ったかもしれません。
精神科医療に対する他科の医療スタッフの見方は、残念ながらあなたが経験したことは
私も日頃体験しており、憤りも感じています。
だからこそ、きちんとした精神科医療を行って偏見や無理解を是正したいと思っております。
グループホームの開設のために住民説明会を開いたら、危ないとか、見えないように塀を
つくれとか、いまだに偏見、精神科患者は危険という意識が世論の多勢を占めています。
なので、病院内、グループホーム内を取材してもらい、患者さんの許可を得た分には
写真入りでも新聞で紹介してもらい、かなりの反響もあったことも昨年末にありました。
あなた自身が、今回のことを乗り越え、きちんとした誰にも非難されない、事故もない
精神科看護を提供すること、それが問題解決になると思います。
また悲観的な考え方は内観(ないかん)が救ってくれると思います。
詳しい内容は、よろしければ病院のホームページのメールアドレスにご連絡ください。
(現在のポイント:-pt)
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