対象:労働問題・仕事の法律
先日パート採用された旅館から身元保証人を立てるように書類を渡されました。
「このたび採用されたこの者は、思想穏健・身元確実で貴社に迷惑、問題、名誉毀損等かけるような人物ではないとともに、入社後は会社の諸規定を尊守し、忠実に勤務することを保証いたします。万が一これに反し、規則を乱し、故意、または重大な過失によって貴社に損害をお掛けしたときは本人をしてその責任をとらしめるとともに、連帯してその損害を賠償することを確約致します。」
という内容です。
いままで勤めたところで保証人を求められたことがありませんので不安になっています。
書類はこれのみで、雇用契約書なども交わしていません。
一般的なものなのでしょうか?
サインしてよいのでしょうか?
ご助言宜しくお願いします。
yosihiroさん ( 福岡県 / 女性 / 32歳 )
回答:3件
まずは確認してみては?
yosihiroさん:
こんばんは。身元保証人ですか。私の場合、学生卒業後正社員になったとき、求められたことがありましたが、それはあくまで仕事上の損害が出た際の保証というよりは、身元の保証というものでした。
ですが、今回の文章を見る限り、「思想」など出てきて、憲法違反とも取れない記述が散見されますね。
で、厚労省としての見解としてはどうなのかな?ということで、厚労省の出先機関である、茨城労働局で以下のようなQ&Aが掲載されておりましたので、URLを紹介しておきます。
無制限の身元保証はない/就職に際して身元保証を求められた場合
http://www.ibarakiroudoukyoku.go.jp/soumu/qa/saiyou/saiyou08.html
サインするのも自由だけれども、採用するのも自由だよ。というのが厚労省の見解のように取れます。でも明らかに思想の自由は保証されているわけですし、過失で会社に損害が生じてもそれは保証人や労働者ではなく、会社が被るべき金銭的負担なわけですから(もちろん訴訟上で決定した事項は除きます)、安易にサインすべきではないのではないと、「小松崎個人的」には思います。
とはいうものの、仕事を見つけるのもなかなか難しい現実もあるでしょうから、その際は福岡労働局企画室の総合労働相談コーナーに相談してみてください。
http://www.fukuoka.plb.go.jp/3kikaku/sogo/sogo01.html
県内に何箇所もないので遠い場合は最初は電話でいいと思いますよ。
yosihiroさんやyosihiroさんのまわりのみなさんが気持ちよく生活できることを心より願っております!
また何かあったら遠慮なく追加質問してくださいね。
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回答します
パート採用で身元保証人とは珍しい旅館ですね。
内容的にリスクもありますので止めたら如何ですか?
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kstsuyu_bito
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田邉 康雄
経営コンサルタント
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保証人代行サービスを利用することも一策です。
日本社会においては、保証人は多くの場合に求められます。欧米の友人に聞いたことがありますが、「保証人」の意味を理解させることが困難でした。つまりその習慣はないのです。
―― 保証人は、江戸時代の「連座制」の名残をとどめているものと推察します。徳川幕府の巧妙な社会安定化政策でした。つまり連座制によって身内一人が悪へ走ることを防止するというものであり、これが社会全体の秩序を保っていました。
―― さてこのような歴史がありますから、保証人は一般的です。就職保証だけでなく、融資保証、賃貸保証などもあります。
―― 融資保証に関しては連帯保証が求められます。借り入れを起こした人が返済できなかった場合、代わって全額を返済するという恐ろしい保証です。安易に連帯保証人になったばかり、身代をつぶしたという例は枚挙のいとまがありません。私の身内にもあります。
―― 私は不動産を賃貸していますが、借家人には必ず賃貸保証人をとっています。貸し手としては当然の行為であると考えています。
―― さてお尋ねの就職保証人ですが、私の子供が就職する際に私が保証人になりました。その場合、2人の保証を求められたので兄弟姉妹のひとりが保証人になりました。但しその場合は、保証期間は1年に限定されていました。
―― 話を保証人に広げてみると、全体に需要は大きいのですが、保証人になる人が少ないのが現状です。すなわち供給が需要に追いつかないのです。ですから保証人代行というサービスがあります。
インターネットの検索エンジンで「就職保証人」というキーワードを入れて検索すると多くの企業がこのサービスを提供しています。ですから、身内に保証人が見つからない場合は、これを利用する方法があることを付け加えます。
お近くの「労働基準監督署」の相談窓口でこの文面にたいするコメントをもらて納得の上で保証人をつける決断をするうことも賢明な策です。
(現在のポイント:-pt)
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