ダウンライトだけでは暗い？

数値として計算すると、全体的な光量としては暗いかもしれませんね。
しかし、暗い/明るいの感覚は人それぞれですので、何とも言えません。歴史的な面も関係しますが、ヨーロッパの住空間はかなり暗い照明です。
ただし、必要なところは明るくします。たとえば食事をするテーブル面や勉強をする作業面など。
また、年齢によっても必要な明るさは違ってきます。年を取ると眼球を動かす筋肉が衰えてくるため、明るいところから暗いところへ移動した時に、眼球の順応が遅いために起こります。なので、できるだけ、明暗の差を作らない照明計画が必要になります。
また、日本人は長く「全体を隅々まで明るくする」というインテリアになれてしまっているので、ヨーロッパのように明暗がはっきりしたインテリアは暗いと感じるかもしれません。
実際には明暗がはっきりしていると、空間の奥行き感が増し、部屋が広く見えたりするのでが。

ちなみに、ワタクシの自宅は4.5mx10.5mのLDKの長手方向に配線ダクトを二列配置し、75Wのスポットライト(狭角タイプ)が8個とアイランドキッチンの上に固定のスポットが2個天井に付いています。普段はそれだけで問題なく生活していますし、夜やホームパーティの時などはアイランドキッチンの上の2灯とフロアランプ(白熱灯60Wと蛍光灯13W)2灯だけにしています。

私の提案としては、全体はあまり明るすぎない程度にして、作業面などを明るくすることをお勧めします。できれば、白熱灯やハロゲンランプ、KTクリプトンなどの色温度が低くて、輝度が高く、明かりがあまり広がらない(狭角)器具がいいと思うのですが、ランニングコストの面では蛍光灯器具よりも不利になります。

照明計画はメリハリが大事だと思います。

素敵なインテリアになるお手伝いになればいいのですが。

松下進建築・照明設計室の松下です。

高齢者の方がいないとして、25Wの電球形蛍光ランプであれば、ベースの照明としては暗くないと思います。
食事には少し暗いと感じるかもしれませんので、その場合はスタンド等を追加しましょう。

子供の勉強用には暗すぎますので、デスクスタンドが必要です。
空間全体を明るくするのではなくて、必要な部分に光を追加して明るくするという考え方がおすすめです。

こんにちは
「うー」さんの現状の照明計画ですと完成後の照度は「夜」には
店舗またはホテルの高級レストラン程度の照度です。

なるほど、電球型蛍光灯は「こってり」「もっちゃり」していますので
スタイリッシュな店舗やモダンな感じがお好みであれば
ご指摘の通り「ごちゃごちゃ」感がでます。ね。

ランニングコスト(電気代節約目的)で電球型蛍光灯を採用なさるのですか
電球型蛍光灯は(電気代節約目的)以外メリットはありません、
やはり「ぼんやり」(京都に方なので追記します。はんなりではなくぼーんやりです)
した光源になります。

単純計算で
25wを12個配列なさるなら=300W

クリプトン球で
40Wを6個=240W

と言うことも選択の範囲に入れられて
当初計画の配線ダクトに「ハロゲン球」をプラスされると
随分光源に変化がつきます。

併せてご検討されてはいかがでしょう!