対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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南北に開けた家
ぎぶそんさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
南北に長い敷地で北側に駐車スペースということで、建物を南北の中央に配置する案が考えられますね。
東西には最小限の通路を残し建物の幅をいっぱいに取り、南側に庭、北側に駐車スペース、となります。
ぎぶそんさんの家が建ってからの、何十年の長期スパンで考えると、敷地周辺の建物は、いずれ建て替え、建ぺい率、容積率等、制限一杯に建てるかもしれません。
日当たり、採光を考える時、現状の周辺建物で検討することも重要ですが、規制一杯に建った時のことも検討しておく必要があります。
東西で建物の幅を取るとすると、東西面は、壁を主体とし、日当たりは南面をメインに取るのが良いかと思います。
家の面積をどの位にするかによりますが、北側に駐車スペースを取るので、南の庭がどの位確保できるかがポイントとなります。
南側で余り引きが取れず、1階リビングに採光を取り入れるには、吹き抜けが有効です。
敷地で特徴的なのは、北側正面がT字路で抜けていることで、空が見えますね。
このような環境なら、北側なので太陽光は直接入りませんが、空からの天空光が入ります。
北側の部屋に、天井一杯大きな窓をつければ、天空光による穏やかな明るい部屋ができます。
ぎぶそんさんの家は、南北面に大きな窓を取り、光を取り入れると共に、南北方向に通風を取るのが良いのではないでしょうか。
東西面は、補助的に小さな窓をリズム良く取るのが、コントラストが付いて良いと思います。
参考にしていただけたら幸です。
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ぎぶそんさん (愛知県/33歳/男性)
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