対象:新築工事・施工
砂地なら貫入深さ1.00mが気になります
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はじめまして、中辻正明・都市建築研究室の中辻と申します。
水位や土質の資料が無く、1地点の換算N値だけなので、断定はしかねますので、経験上の私見として回答いたします。
表層だけなら、ベタ基礎の木造2階建てなら地盤改良ナシで大丈夫そうに見えます。
しかしながら砂地であれば、貫入深さ1.00mで換算N値が小さくなっているのが気になります。換算N値が小さくなる深さは試験地点4点とも同じでしょうか?
この層で沈下や液状化の可能性が無いようなら、地盤改良ナシという判断もできると思います。
もしそうでない場合、詳しい土質試験をするか、1.25mあたりまで表層改良(数十万円でできるはずです)という選択肢になると思います。
地盤改良が必要だと提案しているハウスメーカーに、その根拠をお尋ねになってみてください。
「この部分が・・・」としっかり説明してくれるはずです。
どんなに建物を立派も、良い地盤があってこそ、その強度、耐久性を発揮できます。
しっかりと説明を受け、疑問を残さずご自身が本当に納得されてから、次の段階に進むべきです。
熟慮のうえ、ご判断ください。
評価・お礼
Takooo さん
2014/07/07 21:17
ありがとうございました。
改良したほうが良いと言った
ハウスメーカーさんは砂地なので液状化防止の為と言っていました。
改良すると表面改良でコンクリートを混ぜるので、土地を売る時に産業廃棄物となり
取り除くのにかなり費用がかかると聞き
迷っています。
中辻 正明
2014/07/07 23:03
Takoooさま
ご評価、ご返信ありがとうございます。
砂地なので液状化の可能性が地盤調査で指摘されているのは1社の調査だけでしょうか。液状化対策はなかなか難しく、液状化自体を止めるのか、液状化しても建物の安定を保つのかによって、まったく違ってきます。万全ではなくとも、何もやらないより策を講じた方が安心できるという考えがあるのも事実です。
どんな工法でも地盤改良をすると、取り除くのはたいへんです。
完成までか、将来の売却までか、どこまでコストをお考えに入れるかで、選択肢が変わってきます。
地盤改良の撤去費用まで考慮すると、私見ですが強固な地盤まで届く深基礎(地盤改良ナシの直接基礎)をオススメしたいです。
しかしながらハウスメーカーがそのような基礎に対応できるのか判りません。
ちなみに20ページ前後のA4簡易製本などの地盤調査報告書はお手元にございますか。
お持ちであれば地盤調査結果による地盤補強の必要性や考察があるかご確認ください。もしそこに地盤改良の必要性がありそうな文言があるのに地盤改良を実施しない場合、瑕疵担保保証に付随する地盤保証もつかなくなる可能性もあります。
もしお手元に地盤調査報告書が無い場合、ハウスメーカーに提出を求める、または実費5万円前後の出費で再調査されるべきかもしれません。
まず最初の第一歩、じっくりとお考えくださいますよう。
回答専門家
- 中辻 正明
- ( 東京都 / 建築家 )
- 中辻正明・都市建築研究室 代表
住む人の理想と周辺環境から考えた住宅づくり
住まいに大切なバランス。そのつり合いを決めるのはご家族のライフスタイルや将来像です。「天井の高いリビング」「広いキッチン」「風通し」「中庭」「ルーフテラス」。夢いっぱいのイメージ満載のまま、バランスを見極めた間取りや空間を設計いたします。
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