対象:住宅資金・住宅ローン
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変動金利のリスクについて
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まーき様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、変動金利は、短期金利に連動しており、日銀の金融政策に左右されます。
景気が上向かなければ、通常は、政策金利を引き上げることはないので、当面は、変動金利が上昇することはない、と考えるのが、ごく普通の考え方です。
ただし、景気の面ではなく、日本政府の財政危機から、際限のないインフレに陥ってしまった場合も、短期金利の上昇は、ありえます。
そのような最悪のシナリオも、絶対にないとは言い切れません。
どうせ金利は上がらないだろう、という「思い込み」には注意してください。
その意味では、変動金利は、20年、30年といった長期での返済計画を立てている人で、かつ、繰上げ返済にまわせる余裕資金が少ない人ほど、リスクが高めになるといえます。
イザという時は、繰上げ返済ができるのであれば、いちおうのリスク管理はできていることになります。
あとは、万一、返済が困難になってしまった場合は、マイホームを売却することで、家計の破たんを逃れられることもあります。
万一の時は、それでもよいかという点も、判断のポイントになるかと思います。
ただし、金融危機時などは、不動産の売値が下がってしまう可能性があります。
例えば、リーマン・ショックの時は、そうでした。
ですので、多少コストが掛かっても、払えるのであれば、固定金利の選択が無難です。
お金の損得より、暮らしを守るという観点が何より大事です。
いずれにしても、世の中に、無条件においしい話はありませんので、リスクの性質に対する理解とそれを許容できるかを、できれば具体的な数字で把握しておくのがよいです。
数字の計画が甘ければ、固定金利の負担の大きさから、返済が苦しくなってしまうケースや老後資金が不足してしまうケースなどもあります。
その意味では、固定金利も万能ではありません。
なお、ここでは、一般的な話のみですが、個別具体的な数字でのアドバイスは、本格的なFP相談の中で行えます。
本格的なFP相談は、ライフプラン上の大きな判断をする際に、利用されるとよいと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
まーき さん
2012/07/31 16:28
ご回答とアドバイスを頂き、有難うございます。
自分なりにかなり調べましたが、調べれば調べるほど迷いが出てしまいます。
しかし、今回の森本様のアドバイスにもあります様に、自分の性格や家族の暮らしも考えて、20年固定 1.95%にしようと思います。
将来的に総支払額が多かったとしても、安心料として割り切ることにしました。
これからは、子供の学費不足分を貯めて、併せて少しずつ老後の資金も貯めていこうと思います。
今回は、本当にありがとうございました。
また、困った際には相談させてください。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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初めて質問させて頂きます。
宜しくお願いします。
実家の大規模なリフォームを検討しております。
建物のみ名義を私に変更済で、あとはローンを組むだけになっています。
工事は総額で… [続きを読む]
まーきさん (長野県/40歳/男性)
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