対象:住宅設備
田中 伸裕
建築家
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まさに過渡期です
”これっ!!”といった決定的な要件がなく、太陽光発電設備は今まさに過渡期なので難しいですね。
独自で勉強されたという事なのですでにご存じだとは思いますが、
広島の年間日照時間の長さは全国第14位で年間1000kW/h程度期待できる良い条件です。
ただ、当然ながら家に影ができるような場合は発電効率が落ちるので
新築の家に影を落とすような建物や樹木がないか将来的にもマンション等が建設されない地域かを考える必要はあります。
メーカー各社太陽電池の種類が違うのですが電気への変換率は10~15%程度とあまり良くはありません。
これは今後もっと変換効率は良くなっていくでしょうし、価格も下がっていくと予測されています。
それに現在、停電時には基本的にコンセント1つしか使えないのですが、これも増やせれるよう各社協議中のようです。
「各種補助金+電力買い取り>200万円+借入金利」となるのか・・・左側が不明瞭なので確かにお得感は感じにくいですね。
今年度の補助金をすでに締め切った行政もあるので一度確認してください。
再生可能エネルギー特別措置法での買取価格、買取期間も「想定が表明」されているだけなのではっきりとした部分が不明瞭ですしね。
再生可能エネルギーは太陽光発電だけではないし、
建てる場所の条件、家族状況でも不要か必要かが全く違います。
将来の家族構成、日中の電気の使い方と年間使用量、
屋根の向き・角度、オール電化なのかどうか、
家の屋根に乗る最大出力は何kWでどれだけ発電させれるか?
などを計画されている建築家と相談してみてください。
家を建てるとなると金額が大きいので金銭感覚が鈍くなりがちですが、200万円は大きな金額です。
後からの取付ができないものではないので十分に検討してください。
私は慎重派でもあるので、太陽光発電に関しては現在の生活で必要だと感じずに迷っているのであれば
待ちで2~3年様子見ではないかと考えています。
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この回答の相談
自分の決断力のなさに嫌気が差します・・・
現在新築計画中で来年1月着工、6月完成予定です。
太陽光発電の導入について、ネットで勉強しましたが賛否両論で迷っています。
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ie2005925さん (広島県/31歳/女性)
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